10-10 e-ビジネス
令和3年度公開問題 問25
暗号資産に関する記述として,最も適切なものはどれか。
- ア 暗号資産交換業の登録業者であっても,利用者の情報管理が不適切なケースがあるので,登録が無くても信頼できる業者を選ぶ。
- イ 暗号資産の価格変動には制限が設けられているので,価値が急落したり,突然無価値になるリスクは考えなくてよい。
- ウ 暗号資産の利用者は,暗号資産交換業者から契約の内容などの説明を受け,取引内容やリスク,手数料などについて把握しておくとよい。
- エ 金融庁や財務局などの官公署は,安全性が優れた暗号資産の情報提供を行っているので,官公署の職員から勧められた暗号資産を主に取引する。
解答 ウ
【頭の準備体操】
暗号資産は,電子データでやり取りされる財産的価値。
- ア 登録されていない業者は違法業者である。
- イ 暗号資産の価格変動には制限が設けられていないので,価値が急落したり,突然無価値になるリスクがある。
- ウ 正解
- エ 官公署の職員が,どの暗号資産がよいか勧めることはない。
令和3年度公開問題 問97
複数のコンピュータが同じ内容のデータを保持し,各コンピュータがデータの正当性を検証して担保することによって,矛盾なくデータを改ざんすることが困難となる,暗号資産の基盤技術として利用されている分散型台帳を実現したものはどれか。
- ア クラウドコンピューティング
- イ ディープラーニング
- ウ ブロックチェーン
- エ リレーショナルデー夕ベース
解答 ウ
【頭の準備体操】
ブロックチェーンは,安全で改ざんが難しいデジタル台帳。取引記録をブロックと呼ばれる単位に,一つ前のブロックのハッシュ値を設定して鎖のように連結された分散管理台帳。
- ア インターネット経由で,アプリケーションやデータなどを利用する技術。
- イ 深層学習は機械学習の一つ。多層のニューラルネットワークを用いて自ら学習し,パターン認識や予測,分類を行うこと。
※ニューラルネットワークは,人の脳の神経細胞を模倣したもの。
- ウ 正解
- エ 2次元の表で表現するデータ構造。
令和6年度公開問題 問4
従来の金融情報システムは堅ろう性が高い一方,柔軟性に欠け,モバイル技術などの情報革新に追従したサービスの迅速な提供が難しかった。これを踏まえて,インターネット関連技術の取込みやそれらを活用するベンチャー企業と組むなどして,新たな価値や革新的なサービスを提供していく潮流を表す用語として,最も適切なものはどれか。
- ア オムニチャネル
- イ フィンテック
- ウ ブロックチェーン
- エ ワントゥワンマーケティング
解答 イ
【頭の準備体操】
フィンテックは,ITを活用して,金融業務を効果的に利用者に提供すること。金融(Finance)と技術(Technology)の造語。
- ア 販売チャネルを複数もち,それらを統合してどの手段でも不便なく購入できるようにする戦略。
- イ 正解
- ウ 安全で改ざんが難しいデジタル台帳。取引記録をブロックと呼ばれる単位に,一つ前のブロックのハッシュ値を設定して鎖のように連結された分散管理台帳。
- エ 個々の顧客ニーズに個別に対応するマーケティング手法。
令和3年度公開問題 問13
FinTechの事例として,最も適切なものはどれか。
- ア 銀行において,災害や大規模障害が発生した場合に勘定系システムが停止することがないように,障害発生時には即時にバックアップシステムに切り替える。
- イ クレジットカード会社において,消費者がクレジットカードの暗証番号を規定回数連続で間違えて入力した場合に,クレジットカードを利用できなくなるようにする。
- ウ 証券会社において,顧客がPCの画面上で株式売買を行うときに,顧客に合った投資信託を提案したり自動で資産運用を行ったりする,ロボアドバイザのサービスを提供する。
- エ 損害保険会社において,事故の内容や回数に基づいた等級を設定しておき,インターネット自動車保険の契約者ごとに,1年間の事故履歴に応じて等級を上下させるとともに,保険料を変更する。
解答 ウ
【頭の準備体操】
フィンテックは,ITを活用して,金融業務を効果的に利用者に提供すること。金融(Finance)と技術(Technology)の造語。
- ア フォールトトレラントシステムの事例
- イ ロックアウトの事例
- ウ FinTechの事例(正解)
- エ ノンフリート等級制度の事例