10-07 技術戦略
令和5年度公開問題 問1
新しいビジネスモデルや製品を開発する際に,仮説に基づいて実用に向けた最小限のサービスや製品を作り,短期に顧客価値の検証を繰り返すことによって,新規事業などを成功させる可能性を高める手法を示す用語はどれか。
- ア カニバリゼーション
- イ 業務モデリング
- ウ デジタルトランスフォーメーション
- エ リーンスタートアップ
解答 エ
【頭の準備体操】
リーンスタートアップは,低コストで最小限の機能をもつ試作品やサービスを市場に導入し,顧客の反応をフィードバックして改善していく手法。
- ア 企業が新製品や新しいサービスを導入することで,既存の製品やサービスの売上が減少すること。
- イ 業務プロセスを可視化すること。理解しやすくなり,関係者間の解釈のズレがなくなる。
- ウ DX。デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスなどを抜本的に変革し,新たな付加価値を創出すること。
- エ 正解
令和2年度公開問題 問3
技術経営における新事業創出のプロセスを,研究,開発,事業化,産業化の四つに分類したとき,事業化から産業化を達成し,企業の業績に貢献するためには,新市場の立上げや競合製品の登場などの障壁がある。この障壁を意味する用語として,最も適切なものはどれか。
- ア 囚人のジレンマ
- イ ダーウィンの海
- ウ ファイアウォール
- エ ファイブフォース
解答 イ
【頭の準備体操】
ダーウィンの海は,製品開発が事業化に結び付かないこと。
- ア 各プレーヤーが常に利得の大きい選択肢を選んだ場合,協力した場合よりも悪い結果に陥ってしまうこと。
- イ 正解
- ウ 外部ネットワークと内部ネットワークの間に配置し,通信を制御して不正アクセスを防ぐ仕組み。
- エ 自社の取り巻く環境を,「競合企業・新規参入の脅威・代替品の脅威・売り手の交渉力・買い手の交渉力」の五つのカテゴリに分類し,分析する手法。
令和2年度公開問題 問35
ある企業が,フィンテックを活用した新サービスを実現するためのプログラムを開発しようとしている。そこで,デザイナ,プログラマなどを集めてチームを編成し,数日を掛けて集中的にプログラム開発作業に取り組み,その成果を競い合うイベントを企画した。このようなイベントを表す用語として,最も適切なものはどれか。
- ア ウォークスルー
- イ ゲーミフィケーション
- ウ ハッカソン
- エ ブレーンストーミング
解答 ウ
【頭の準備体操】
ハッカソンは,デザイナやプログラマなどが集まり,短期間で集中的に開発するイベント。
- ア レビュー対象物の作成者が説明者となり,複数の関係者が質問やコメントをする検討会。
- イ 点数やレベルアップ・称号集めなどのゲームの要素を,システムやサービスに応用すること。
- ウ 正解
- エ より多くのアイデアを出し合う手法。「自由奔放・質より量・他人の意見の批判NG・他人の意見への結合・便乗OK」が原則。