10-05 情報システム戦略と業務プロセス
  
  
  令和6年度公開問題  問7 
   システム開発の上流工程において,業務プロセスのモデリングを行う目的として, 最も適切なものはどれか。 
  
  
    -  ア 業務プロセスで取り扱う大量のデータを,統計的手法やAI手法などを用いて分析し,デー夕間の相関関係や隠れたパターンなどを見いだすため 
 
    -  イ 業務プロセスを可視化することによって,適切なシステム設計のベースとなる情報を整備し,関係者間で解釈を共有できるようにするため 
 
    -  ウ 個々の従業員がもっている業務に関する知識・経験やノウハウを社内全体で共有し,創造的なアイディアを生み出すため 
 
    -  エ プロジェクトに必要な要員を調達し,チームとして組織化して,プロジェクトの目的の達成に向けて一致団結させるため 
 
  
  
  
  
     解答 イ 
    
      【頭の準備体操】
      業務プロセスのモデリングは,業務プロセスを可視化することで理解しやすくなり,関係者間の解釈のズレがなくなる。
    
    
      - ア データマイニングの目的
 
      - イ 業務プロセスのモデリングの目的(正解)
 
      - ウ ナレッジマネジメントの目的
 
      - エ キックオフミーティングの目的
 
    
   
  令和4年度公開問題  問25 
   a~dのうち,業務プロセスの改善に当たり,業務プロセスを表記するために用いられる図表だけを全て挙げたものはどれか。 
  
  
    -  a DFD 
 
    -  b アクティビティ図 
 
    -  c パレート図 
 
    -  d レーダチャート 
 
  
  
  
  
    -  ア a, b 
 
    -  イ a, c 
 
    -  ウ b, d 
 
    -  エ c, d 
 
  
  
  
  
     解答 ア 
    
      【頭の準備体操】
      DFD(Data Flow Diagram)は,業務プロセス中のデータの流れを視覚的に表現した図。
      →:データフロー
      〇:プロセス
      =:データストア
      □:データの源泉と吸収
      アクティビティ図は,業務プロセスの流れを視覚的に表現した図。実行順序や条件分岐並行処理などを使って,制御の流れを記述する。
    
    
      - ア 〇
 
      - イ 〇
 
      - ウ ×。分類項目別に分けたデータを,件数の多い順に並べた棒グラフと,これに重ねた総件数に対する比率の累積和を折れ線グラフで表現した図。重点項目を把握できる。
 
      - エ ×。複数の変数を放射線状に比較した図。複数の変数間のバランスを把握する。