10-05 情報システム戦略と業務プロセス
令和4年度公開問題 問7
業務と情報システムを最適にすることを目的に,例えばビジネス,データ,アプリケーション及び技術の四つの階層において,まず現状を把握し,目標とする理想像を設定する。次に現状と理想との乖離を明確にし,目標とする理想像に向けた改善活動を移行計画として定義する。このような最適化の手法として,最も適切なものはどれか。
- ア BI(Business Intelligence)
- イ EA(Enterprise Architecture)
- ウ MOT(Management of Technology)
- エ SOA(Service Oriented Architecture)
解答 イ
【頭の準備体操】
EA(Enterprise Architecture:エンタープライズアーキテクチャ)は,「ビジネス・データ・アプリケーション・技術」の四つの階層から業務と情報システムの全体最適化を図る枠組み。
- ア データの蓄積・分類・加工・分析などをして,企業の意思決定を支援するための手法やツール。
- イ 正解
- ウ 技術経営。企業が高度な技術を戦略的に活用して事業利益を獲得する経営管理手法。
- エ 業務プロセスの機能をサービスとして部品化し,そのサービスを組み合わせることで情報システム全体を構築する考え方。
令和6年度公開問題 問31
顧客との個々のつながりを意識して情報を頻繁に更新するSNSなどのシステムとは異なり,会計システムのように高い信頼性と安定稼働が要求される社内情報を扱うシステムの概念を示す用語として,最も適切なものはどれか。
- ア IoT(Internet of Things)
- イ PoC(Proof of Concept)
- ウ SoE(Systems of Engagement)
- エ SoR(Systems of Record)
解答 エ
【頭の準備体操】
SoR(Systems of Record)は,データの信頼性と安定性を重視するシステム。
- ア モノのインターネット。インターネット上で様々なデバイスがお互いに通信することで,データを収集・分析する仕組み。
- イ 概念実証。新しい概念・理論・アイデアなどが実現可能かを,開発の前段階で実証すること。
- ウ 人とのつながりを重視するシステム
- エ 正解