10-03 企業統治と内部統制
令和6年度公開問題 問18
コーポレートガバナンスを強化した事例として,最も適切なものはどれか。
- ア 女性が活躍しやすくするために労務制度を拡充した。
- イ 迅速な事業展開のために,他社の事業を買収した。
- ウ 独立性の高い社外取締役の人数を増やした。
- エ 利益が得られにくい事業から撤退した。
解答 ウ
【頭の準備体操】
コーポレートガバナンスは,企業統治。企業経営の透明性と公平性を確保するための仕組み。
- ア ダイバシティの取り組み
- イ M&Aの取り組み
- ウ コーポレートガバナンスの取り組み(正解)
- エ 特定の事業分野に経営資源を集中する取り組み
令和2年度公開問題 問2
企業が社会の信頼に応えていくために,法令を遵守することはもちろん,社会的規範などの基本的なルールに従って活動する,いわゆるコンプライアンスが求めら
れている。a~dのうち,コンプライアンスとして考慮しなければならないものだ けを全て挙げたものはどれか。
- a 交通ルールの遵守
- b 公務員設定の禁止
- c 自社の就業規則の遵守
- d 他社の知的財産権の尊重
- ア a, b, c
- イ a, b, c, d
- ウ a, c, d
- エ b, c, d
解答 イ
【頭の準備体操】
コンプライアンスは法令遵守。法律を遵守して経営活動を行うこと。法律だけでなく,各種のガイドラインや社内規則,社会通念,慣習,倫理,道徳なども含む。
令和5年度公開問題 問25
企業の行為に関する記述a~cのうち,コンプライアンスにおいて問題となるおそれのある行為だけを全て挙げたものはどれか。
- a 新商品の名称を消費者に浸透させるために,誰でも応募ができて,商品名の一部を答えさせるだけの簡単なクイズを新聞や自社ホームページ,雑誌などに広く掲載し,応募者の中から抽選で現金10万円が当たるキャンペーンを実施した。
- b 人気のあるWebサイトを運営している企業が,広告主から宣伝の依頼があった特定の商品を好意的に評価する記事を,広告であることを表示することなく一般の記事として掲載した。
- c フランスをイメージしてデザインしたバッグを国内で製造し,原産国の国名は記載せず,パリの風景写真とフランス国旗だけを印刷したタグを添付して,販売した。
- ア a, b
- イ a, b, c
- ウ a, c
- エ b, c
解答 エ
【頭の準備体操】
コンプライアンスは法令遵守。法律を遵守して経営活動を行うこと。法律だけでなく,各種のガイドラインや社内規則,社会通念,慣習,倫理,道徳なども含む。
- a 問題なし。
- b 問題あり。やらせのレビュー,ステルスマーケティングなどは,景品表示法違反。
※ステルスマーケティングは,宣伝であることを明記せずに商品を宣伝したり,商品に関する口コミを発信する行為。
- c 問題あり。原産国の国名の記載はなく,別の国が原産国であるかのように誤解を招く表示は,景品表示法違反。