9-6 業務分析
令和6年度公開問題 問51
システム開発プロジェクトにおいて,テスト中に発見された不具合の再発防止のために不具合分析を行うことにした。テスト結果及び不具合の内容を表に記入し,不具合ごとに根本原因を突き止めた後に,根本原因ごとに集計を行い発生頻度の多い順に並べ,主要な根本原因の特定を行った。ここで利用した図表のうち,根本原因を集計し,発生頻度順に並べて棒グラフで示し,累積値を折れ線グラフで重ねて示したものはどれか。
- ア 散布図
- イ チェックシート
- ウ 特性要因図
- エ パレート図
解答 エ
【頭の準備体操】
分類項目別に分けたデータを,件数の多い順に並べた棒グラフと,これに重ねた総件数に対する比率の累積和を折れ線グラフで表した図。重点項目を把握できる。
- ア 2つの変数間の関係をプロットした図。2つの変数間の相関関係を把握できる。
- イ あらかじめチェックする項目を決め,点検・確認項目が漏れなく行えるようにした図
- ウ 特性がどのような要因によって引き起こされたかを体系的に整理した図。特性と要因の関連を把握できる。フィッシュボーン図ともいう。
- エ 正解
令和4年度公開問題 問31
コールセンタの顧客サービスレベルを改善するために,顧客から寄せられたコールセンタ対応に関する苦情を分類集計する。苦情の多い順に,件数を棒グラフ,累積百分率を折れ線グラフで表し,対応の優先度を判断するのに適した図はどれか。
- ア PERT図
- イ 管理図
- ウ 特性要因図
- エ パレート図
解答 エ
【頭の準備体操】
分類項目別に分けたデータを,件数の多い順に並べた棒グラフと,これに重ねた総件数に対する比率の累積和を折れ線グラフで表した図。重点項目を把握できる。
- ア 作業の順序や作業の関連性を表した図。日程管理や工程管理ができる。アローダイアグラムともいう。
- イ 管理図は,基準となる中心線と上下の管理限界線を引き,折れ線グラフで変動を表した図。品質不良や製造工程の異常を検出を把握できる。
- ウ 特性がどのような要因によって引き起こされたかを体系的に整理した図。特性と要因の関係を把握できる。フィッシュボーン図ともいう。
- エ 正解
令和3年度公開問題 問21
ABC分析の事例として,適切なものはどれか。
- ア 顧客の消費行動を,時代,年齢,世代の三つの観点から分析する。
- イ 自社の商品を,売上高の高い順に三つのグループに分類して分析する。
- ウ マーケティング環境を,顧客,競合,自社の三つの観点から分析する。
- エ リピート顧客を,最新購買日,購買頻度,購買金額の三つの観点から分析する。
解答 イ
【頭の準備体操】
パレート図は,ある項目の件数を降順に並べ,全体に対する比率からA群(70%),B群(20%),C群(10%)のようにクラス分けをする。パレート図と組み合わせて重点項目が把握できる。
- ア コーホート分析の事例
- イ ABC分析の事例(正解)
- ウ 3C分析の事例。顧客(Customer),競合(Competitor),自社(Company)
- エ RFM分析の事例。最新購買日(Recency),購買頻度(Frequency),購買金額(Monetary)