9-6 業務分析
令和4年度公開問題 問48
システム開発プロジェクトの品質マネジメントにおいて,品質上の問題と原因との関連付けを行って根本原因を追究する方法の説明として,適切なものはどれか。
- ア 管理限界を設定し,上限と下限を逸脱する事象から根本原因を推定する。
- イ 原因の候補リストから原因に該当しないものを削除し,残った項目から根本原因を絞り込む。
- ウ 候補となる原因を魚の骨の形で整理し,根本原因を検討する。
- エ 複数の原因を分類し,件数が多かった原因の順に対処すべき根本原因の優先度を決めていく。
解答 ウ
【頭の準備体操】
特性要因図は,特性がどのような要因によって引き起こされたかを体系的に整理した図。特性と要因の関係を把握できる。フィッシュボーン図ともいう。
令和3年度公開問題 問40
同一難易度の複数のプログラムから成るソフトウェアのテスト工程での品質管理において,各プログラムの単位ステップ数当たりのバグ数をグラフ化し,上限・下限の限界線を超えるものを異常なプログラムとして検出したい。作成する図として,
最も適切なものはどれか。
- ア 管理図
- イ 特性要因図
- ウ パレート図
- エ レーダチャート
解答 ア
【頭の準備体操】
管理図は,基準となる中心線と上下の管理限界線を引き,折れ線グラフで変動を表した図。品質不良や製造工程の異常を検出を把握できる。
- ア 正解
- イ 特性がどのような要因によって引き起こされたかを体系的に整理した図。特性と要因の関係を把握できる。フィッシュボーン図ともいう。
- ウ 分類項目別に分けたデータを,件数の多い順に並べた棒グラフと,これに重ねた総件数に対する比率の累積和を折れ線グラフで表した図。重点項目を把握できる。
- エ 複数の変数を放射線状に比較した図。複数の変数間のバランスを把握する。