9-3 知的財産権

令和5年度公開問題  問2

次のa~cのうち,著作権法によって定められた著作物に該当するものだけを全て挙げたものはどれか。

解答 ア

【頭の準備体操】
著作権は,創作した著作物を保護する権利。著作権は,創作した時点で発生する。

令和4年度公開問題  問1

著作権及び特許権に関する記述a~cのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

解答 エ

【頭の準備体操】
著作権は,創作した著作物を保護する権利。著作権は,創作した時点で発生する。
特許権は,高度な発明を保護する権利。特許庁に出願し,審査を受けて登録される。

令和3年度公開問題  問7

著作権法によって保護の対象と成り得るものだけを,全て挙げたものはどれか。

解答 ア

【頭の準備体操】
著作権は,創作した著作物を保護する権利。著作権は,創作した時点で発生する。
著作物を作成するために使用する,プログラム言語や規約・解法は著作権の保護対象外。

令和2年度公開問題  問12

A社では,設計までをA社で行ったプログラムの開発を,請負契約に基づきB社に委託して行う形態と,B社から派遣契約に基づき派遣されたC氏が行う形態を比較検討している。開発されたプログラムの著作権の帰属に関する規定が会社間の契約で定められていないとき,著作権の帰属先はどれか。

解答 ウ

【頭の準備体操】
請負契約は,委託先が委託元から請け負った仕事を期日までに完成させることを約束して,委託元がその仕事の成果物に対して対価を支払う契約。
労働者派遣契約は,労働者が派遣元企業との雇用契約とは別に,派遣先企業の指揮命令を受けて仕事を行う契約。

(著作権の帰属先)
請負契約・・・受託者(請負企業)
派遣契約・・・派遣先企業
請負契約の場合,プログラムを作成したのはB社。著作権の帰属先はB社。
派遣契約の場合,プログラムを作成したのはC氏。ただし,法人等の業務に従事する者が職務上作成するプログラムの著作権は会社に帰属する(著作権法15条2項)。C氏はA社に派遣されているので,著作権の帰属先はA社。