9-2 損益分岐点と資産管理

令和4年度公開問題  問11

与信限度額が3,000万円に設定されている取引先の5月31日業務終了時までの全取引が表のとおりであるとき,その時点での取引先の与信の余力は何万円か。ここで,受注分も与信に含めるものとし,満期日前の手形回収は回収とはみなさないものとする。

解答 イ

【頭の準備体操】
与信限度額:得意先ごとに定めた債権額の上限。原則,これを超えた取引はしない。

「受注分も与信に含めるものとし,満期日前の手形回収は回収とはみなさないものとする。」
取引①:5/31に現金回収がされているので,与信に含まない。
取引②:5/10に手形回収の満期日は6/10。「満期日前の手形回収は回収とはみなさない」ので,与信に含む。
取引③:回収されていないので,与信に含む。
取引④:「受注分も与信に含める」

与信限度額は,3,000万円-300万円(取引②)-600万円(取引③)-200万円(取引④)=1,900万円