ITサービスマネジメントにおけるSLAに関する次の記述において,a, bに当てはまる語句の組合せとして,適切なものはどれか。
SLAは,【 a 】と【 b 】との間で交わされる合意文書である。【 a 】が期待するサービスの目標値を定量化して合意した上でSLAに明記し,【 b 】はこれを測定・評価した上でサービスの品質を改善していく。
解答 イ
【頭の準備体操】
SLA(Service Level Agreement)は,サービス提供者とサービス利用者の間で取り交わされるサービスレベルの合意書。
A社のIT部門では,ヘルプデスクの可用性の向上を図るために,対応時間を24時間に拡大することを検討している。ヘルプデスク業務をA社から受託しているB社は,これを実現するためにチャットボットをB社が導入し,活用することによって, 深夜時間帯は自動応答で対応する旨を提案したところ,A社は24時間対応が可能であるのでこれに合意した。合意に用いる文書として,適切なものはどれか。
解答 エ
【頭の準備体操】
SLA(Service Level Agreement)は,サービス提供者とサービス利用者の間で取り交わされるサービスレベルの合意書。
(参考)
チャットボットは,利用者との対話を自動化するプログラム。
ITサービスにおけるSLMに関する説明のうち,適切なものはどれか。
解答 イ
【頭の準備体操】
SLA(Service Level Agreement)は,サービス提供者とサービス利用者の間で取り交わされるサービスレベルの合意書。
SLM(Service Level Management)は,SLAで合意されたサービスレベルを継続的に管理・改善すること。
あるシステムの運用において,利用者との間でSLAを交わし,利用可能日を月曜日から金曜日,1日の利用可能時間を7時から22時まで,稼働率を98%以上で合意した。1週間の運用において,障害などでシステムの停止を許容できる時間は最大何時間か。
解答 イ
【頭の準備体操】
稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)
MTBF=(22-7)×5=75時間
75÷(75+MTTR)≧0.98
MTTR≦1.53・・・
よって,最大1.5時間。