8-3 テスト手法と運用・保守プロセス
令和6年度公開問題 問45
本番稼働後の業務遂行のために,業務別にサービス利用方法の手順を示した文書として,最も適切なものはどれか。
- ア FAQ
- イ サービスレベル合意書
- ウ システム要件定義
- エ 利用者マニュアル
解答 エ
【頭の準備体操】
利用者マニュアルは,利用者がシステムやソフトウェアの使用方法を説明した文書。
- ア Frequently Asked Questions。よくある質問に対する回答をまとめた文書。
- イ Service Level Agreement:SLA。サービスの提供者と利用者との間で,サービスの品質レベルについて合意した文書。
- ウ システムに要求される機能や性能などをまとめた文書。
- エ 正解
令和2年度公開問題 問36
納入されたソフトウェアの一連のテストの中で,開発を発注した利用者が主体となって実施するテストはどれか。
- ア 受入れテスト
- イ 結合テスト
- ウ システムテスト
- エ 単体テスト
解答 ア
【頭の準備体操】
受入れテストは,利用者の要件を満たし,利用できる水準にあるかを最終的に確認するテスト。利用者が主体となり実施する。
- ア 正解
- イ ソフトウェア間のインタフェースが正しく動作するかを確認するテスト。開発者が主体となり実施する。
- ウ システム全体が要件通り正しく動作するかを確認するテスト。開発者が主体となり実施する。
- エ プログラム単体が正しく動作するかを確認するテスト。開発者が主体となり,利用者は協力する。
令和5年度公開問題 問43
ソフトウェア導入作業に関する記述a~dのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a 新規開発の場合,導入計画書の作成はせず,期日までに速やかに導入する。
- b ソフトウェア導入作業を実施した後,速やかに導入計画書と導入報告書を作成し,合意を得る必要がある。
- c ソフトウェアを自社開発した場合,影響範囲が社内になるので導入計画書の作成後に導入し,導入計画書の合意は導入後に行う。
- d 本番稼働中のソフトウェアに機能追加する場合,機能追加したソフトウェアの導入計画書を作成し,合意を得てソフトウェア導入作業を実施する。
- ア a, c
- イ b, c, d
- ウ b, d
- エ d
解答 エ
- ア ×。ソフトウェアの導入計画書を作成し,合意を得てソフトウェア導入作業を実施する。
- イ ×。ソフトウェアの導入計画書を作成し,合意を得てソフトウェア導入作業を実施する。
- ウ ×。ソフトウェアの導入計画書を作成し,合意を得てソフトウェア導入作業を実施する。
- エ 〇
令和4年度公開問題 問47
ソフトウェア保守に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ア 本番環境で運用中のシステムに対して,ソフトウェアの潜在不良を発見し,障害が発生する前に修正を行うことはソフトウェア保守には含まれない。
- イ 本番環境で運用中のシステムに対して,ソフトウェアの不具合を修正することがソフトウェア保守であり,仕様変更に伴う修正はソフトウェア保守には含まれない。
- ウ 本番環境で運用中のシステムに対して,法律改正に伴うソフトウェア修正もソフトウェア保守に含まれる。
- エ 本番環境で運用中のシステムに対する修正だけでなく,納入前のシステム開発期間中に実施した不具合の修正もソフトウェア保守に含まれる。
解答 ウ
【頭の準備体操】
ソフトウェア保守は,本番稼働中のソフトウェアに対する,バグの修正や仕様変更に対応すること。法律改正に伴う修正も含む。
- ア 本番環境で運用中のシステムに対して,ソフトウェアの潜在不良を発見し,障害が発生する前に修正を行うこともソフトウェア保守に含まれる。
- イ 本番環境で運用中のシステムに対して,ソフトウェアの不具合を修正することがソフトウェア保守であり,仕様変更に伴う修正もソフトウェア保守には含まれる。
- ウ 正解
- エ 納入前のシステム開発期間中に実施した不具合の修正もソフトウェア保守に含まれない。