7-1 アルゴリズムとデータ構造

令和4年度公開問題  問79

流れ図で示す処理を終了したとき,xの値はどれか。

解答 イ

x=yになるまでトレースする。

x y x:y
②③④ 98 42
56 42
⑧④
14 42
⑧④
14 28
⑧④
14 14
⑧④

令和3年度公開問題  問74

流れ図Xで示す処理では,変数 i の値が, 1→3→7→13 と変化し,流れ図Yで示す処理では,変数 i の値が, 1→5→13→25 と変化した。図中のa, bに入れる字句の適切な組合せはどれか。

解答 エ

〔流れ図X〕
まずは,【 a 】をトレースする。
●2i+kのとき,
i=1
1回目の繰返し:
i=1,k=1 ⇒ 2×1+1=3
2回目の繰返し:
i=3,k=2 ⇒ 2×3+2=8
3回目の繰返し:
i=8,k=3 ⇒ 2×8+3=19

●i+2kのとき,
i=1
1回目の繰返し:
i=1,k=1 ⇒ 1+2×1=3
2回目の繰返し:
i=3,k=2 ⇒ 3+2×2=7
3回目の繰返し:
i=7,k=3 ⇒ 7+2×3=13
よって,ウかエ。

〔流れ図Y〕
次に,【 b 】をトレースする。
●k:1,4,7のとき
i=1
1回目の繰返し:
i=1,k=1 ⇒ 1+2×1=3
2回目の繰返し:
i=3,k=4 ⇒ 3+2×4=11
3回目の繰返し:
i=11,k=7 ⇒ 11+2×7=25

●k:2,2,6のとき
i=1
1回目の繰返し:
i=1,k=2 ⇒ 1+2×2=5
2回目の繰返し:
i=5,k=4 ⇒ 5+2×4=13
3回目の繰返し:
i=13,k=6 ⇒ 13+2×6=25
よって,エ。

令和4年度公開問題  問96

関数 calcX と関数 calcY は,引数 inData を用いて計算を行い,その結果を戻り値とする。関数 calcX を calcX(1) として呼び出すと,関数 calcX の変数numの値が, 1→3→7→13 と変化し,戻り値は 13 となった。関数 calcY を calcY(1) として呼び出すと,関数 calcY の変数 num の値が, 1→5→13→25 と変化し,戻り値は 25 となった。プログラム中のa, bに入れる字句の適切な組合せはどれか。

解答 エ

上記,「令和3年度公開問題  問74」を擬似言語の関数版に書き換えた問題である。

【イメージで解く】

解説は上記問題のとおり。変数名等は異なる。