3-1 コンピュータの形態
令和2年度公開問題 問63
記述a～dのうち,クライアントサーバシステムの応答時間を短縮するための施策として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a クライアントとサーバ間の回線を高速化し,データの送受信時間を短くする。
- b クライアントの台数を増やして,クライアントの利用待ち時間を短くする。
- c クライアントの入力画面で,利用者がデータを入力する時間を短くする。
- d サーバを高性能化して,サーバの処理時間を短くする。
- ア a, b, c
- イ a, d
- ウ b, c
- エ c, d
解答 イ
クライアントは，サービスを依頼するコンピュータ。
サーバは，サービスを提供するコンピュータ。
応答時間(レスポンスタイム)は，コンピュータに処理を依頼してから結果が返ってくるまでの時間。
(応答時間を短くする対策例)
・回線の通信速度を速くする。
・サーバを高性能化して処理時間を短くする。
- a ○
- b ×。クライアントの台数を増やしても,クライアントの利用待ち時間は短くならない。サーバの性能がそのままで，クライアントの台数を増やすことで時間当たりのサーバの処理件数が多くなると逆に遅くなる。
- c ×。入力時間は，応答時間に含まれない。
- d ○
令和3年度公開問題 問57
CPU,主記憶,HDDなどのコンピュータを構成する要素を1枚の基板上に実装し,複数枚の基板をラック内部に搭載するなどの形態がある,省スペース化を実現しているサーバを何と呼ぶか。
- ア DNSサーバ
- イ FTPサーバ
- ウ Webサーバ
- エ ブレードサーバ
解答 イ
ブレードサーバは，1枚の基板上にCPUや主記憶，HDDなどを実装したサーバ。ラック（筐体）内部に複数枚のブレードを収めることができる。また，電源や冷却，ネットワーク接続は，複数のブレード間で共有するので省スペース化を実現できる。
- ア IPアドレスとドメイン名の対応付けを提供するサーバ。
- イ ファイルのアップロードとダウンロードを提供するサーバ。
- ウ Webページの閲覧を提供するサーバ。
- エ 正解