1-3 主記憶と補助記憶

令和5年度公開問題  問63

容量が500 GバイトのHDDを2台使用して,RAID0, RAID1を構成したとき,実際に利用可能な記憶容量の組合せとして,適切なものはどれか。

解答 イ

RAID0:ストライピング。複数のHDDにデータを分散して書き込む。アクセスの高速化を図る。
RAID1:ミラーリング。複数のHDDに同じデータを並列して書き込む。信頼性の向上を図る。

RAID0は500Gバイト×2台=1,000Gバイト=1Tバイト。
RAID1は同じデータを並列して書き込むので,実効データ容量は1台分の500Gバイト。

令和6年度公開問題  問69

障害に備えるために,4台のHDDを使い,1台分の容量をパリティ情報の記録に使用するRAID5を構成する。1台のHDDの容量が1Tバイトのとき,実効データ容量はおよそ何バイトか。

解答 イ

RAID5:データとパリティ情報とも分散して書き込む。書込みの高速化と信頼性(耐障害性)の向上を図る。

4台のHDDのうち,パリティ情報を分散して書き込むが1台分の容量が必要である。実効データ容量は,およそ1Tバイト×3台=3Tバイト。