1-2 コンピュータの構成とCPU
令和3年度公開問題 問90
CPUのクロックに関する説明のうち,適切なものはどれか。
- ア USB接続された周辺機器とCPUの間のデータ転送速度は,クロックの周波数によって決まる。
- イ クロックの間隔が短いほど命令実行に時間が掛かる。
- ウ クロックは,次に実行すべき命令の格納位置を記録する。
- エ クロックは,命令実行のタイミングを調整する。
解答 エ
CPUのクロック:命令実行のタイミングを取るための周期的な信号
- ア USB接続された周辺機器とCPUの間のデータ転送速度は,USBの規格(USB2.0,USB3.0,USB3.1など)やデバイスの性能などによって決まる。
- イ クロックの間隔が短いほど命令実行に時間が掛かからない(速い)。
- ウ 次に実行すべき命令の格納位置を記録するのはプログラムカウンタ。
- エ 正解
令和4年度公開問題 問81
CPUの性能に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ア 32ビットCPUと64ビットCPUでは,64ビットCPUの方が一度に処理するデータ長を大きくできる。
- イ CPU内のキャッシュメモリの容量は,少ないほどCPUの処理速度が向上する。
- ウ 同じ構造のCPUにおいて,クロック周波数を下げると処理速度が向上する。
- エ デュアルコアCPUとクアッドコアCPUでは,デュアルコアCPUの方が同時に実行する処理の数を多くできる。
解答 ア
32ビットCPUは32ビット単位で,64ビットCPUは64ビット単位で処理する。
- ア 正解
- イ CPU内のキャッシュメモリの容量は,大きいほどCPUの処理速度が向上する。
- ウ 同じ構造のCPUにおいて,クロック周波数を上げると処理速度が向上する。
- エ デュアルコアCPUとクアッドコアCPUでは,クアッドコアCPUの方が同時に実行する処理の数を多くできる。デュアルコアCPUのコア数は2個,クアッドコアCPUのコア数は4個。
令和2年度公開問題 問65
PCやスマートフォンなどの表示画面の画像処理用のチップとして用いられているほか,AIにおける膨大な計算処理にも利用されているものはどれか。
解答 ウ
GPU:ゲームや映像などの画像処理用のプロセッサとして用いられているが,加えて現在はAIの機械学習にも利用されている。
- ア 拡張現実。現実世界の映像に,デジタル情報を重ねて映し出す技術。
- イ コンピュータとディスプレイを接続する入出力インタフェース。
- ウ 正解
- エ 動画や音声の圧縮・符号化の国際規格。