11-5 技術開発戦略
令和6年7月修了試験 問52
技術は,理想とする技術を目指す過程において,導入期,成長期,成熟期,衰退期,そして次の技術フェーズに移行するという進化の過程をたどる。この技術進化過程を表すものはどれか。
- ア 技術のSカーブ
- イ 需要曲線
- ウ バスタブ曲線
- エ ラーニングカーブ
解答 ア
【頭の準備体操】
技術のS字カーブは,技術の進化の過程を示したS字を描く曲線。技術は,最初は穏やかに進化して,やがて急速に進化し,その後は穏やかに停滞する。
令和7年1月修了試験 問41
プロジェクトのリスクを,デルファイ法を利用して抽出しているものはどれか。
- ア ステークホルダや経験豊富なプロジェクトマネージャといった専門家にインタビューし,回答を収集してリスクとしてまとめる。
- イ 複数のお互いに関係がないステークホルダやプロジェクトマネージャにアンケー卜を行い,その結果を要約する。さらに,要約結果を用いてアンケートを行い,結果を要約することを繰り返してリスクをまとめる。
- ウ プロジェクトチームのメンバ,PMOのメンバ,主要なステークホルダなどが,一堂に会して会議をし,リスクに対する意見を出し合い,進行役がリスクとしてまとめる。
- エ プロジェクトを強み,弱み,好機,脅威のそれぞれの観点及びその組合せで分析し,リスクをまとめる。
解答 イ
【頭の準備体操】
デルファイ法は,複数の専門家の意見を集約して,将来の予測や意思決定を行う手法。
- ア インタビュー法
- イ デルファイ法(正解)
- ウ ブレーンストーミング
- エ SWOT分析
令和6年6月修了試験 問50
現在の動向から未来を予測したり,システム分析に使用したりする手法であり,専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い,その結果を互いに参照した上で調査を繰り返して,集団としての意見を収束させる手法はどれか。
- ア 因果関係分析法
- イ クロスセクション法
- ウ 時系列回帰分析法
- エ デルファイ法
解答 エ
【頭の準備体操】
デルファイ法は,複数の専門家の意見を集約して,将来の予測や意思決定を行う手法。
- ア 特定の結果が,どのような要因によって引き起こされているかを分析する手法。
- イ 時間の経過とともに変動していく現象を,ある特定の時点における複数の横断的なデータを集めて分析する手法。(例)令和〇年1月時点における,A県の人口総数,世帯数,未成年人口など。
- ウ 時系列のデータを分析し,適切な回帰モデルを構築することで,将来の動向を予測する手法。回帰モデルは,結果となる変数(目的変数)と要因となる変数(説明変数)との関係を数式で表現する統計モデル。
- エ 正解