9-2 ソフトウェア開発
令和5年6月修了試験 問38
プロトタイピングモデルの特徴として,適切なものはどれか。
- ア 開発初期段階での試作を通して,ユーザインタフェースの確定や,応答性などの性能確認を行い,後続段階での仕様変更による手戻りのリスクを減少させる。
- イ 開発プロセスを繰り返しながら改良していく成長型モデルの一種である。各繰返しで,開発コストや品質などからリスクを評価し,リスクが最小となるプロセスをとる。
- ウ 短期間でシステム開発工程を一通り行って部分的に機能を完成させ,この作業を繰り返し,段階的にシステム全体を仕上げる。
- エ 要求分析,システム設計,製造,テストの順に実行され,大規模システムの開発に向いている。
解答 ア
プロトタイピングモデルは,システム開発の早い段階から試作品(プロトタイプという)を作成して,利用者の確認を得ながら開発を進める手法。
- ア プロトタイピングモデル(正解)
- イ インクリメンタルモデル
- ウ スパイラルモデル
- エ ウォータフォールモデル
令和6年度公開 問14
システムの開発部門と運用部門が別々に組織化されているとき,システム開発を伴う新規サービスの設計及び移行を円滑かつ効果的に進めるための方法のうち,適切なものはどれか。
- ア 運用テストの完了後に,開発部門がシステム仕様と運用方法を運用部門に説明する。
- イ 運用テストは,開発部門の支援を受けずに,運用部門だけで実施する。
- ウ 運用部門からもシステムの運用に関わる要件の抽出に積極的に参加する。
- エ 開発部門は運用テストを実施して,運用マニュアルを作成し,運用部門に引き渡す。
解答 ウ
【頭の準備体操】
(参考)
DevOpsは,開発部門と運用部門が協力しながらシステムの改善を進めようという考え方。
- ア 運用テストは,運用部門が主体となり実施して,開発部門が支援する。
- イ 運用テストは,運用部門が主体となり実施して,開発部門が支援する。
- ウ 正解
- エ 運用テストは,運用部門が主体となり実施して,開発部門が支援する。
令和5年12月修了試験 問38
ソフトウェアのリバースエンジニアリングの説明はどれか。
- ア 開発支援ツールなどを用いて,設計情報からソースコードを自動生成する。
- イ 外部から見たときの振る舞いを変えずに,ソフトウェアの内部構造を変える。
- ウ 既存のソフトウェアを解析し,その仕様や構造を明らかにする。
- エ 既存のソフトウェアを分析し理解した上で,ソフトウェア全体を新しく構築し直す。
解答 ウ
【頭の準備体操】
リバースエンジニアリングは,既存のプログラムを解析して,そのプログラムの仕様書を導き出すこと。
- ア フォワードエンジニアリング
- イ リファクタリング
- ウ リバースエンジニアリング(正解)
- エ リエンジニアリング
令和7年1月修了試験 問38
プログラムからUMLのクラス図を生成することを何と呼ぶか。
- ア バックトラッキング
- イ フォワードエンジニアリング
- ウ リエンジニアリング
- エ リバースエンジニアリング
解答 エ
【頭の準備体操】
リバースエンジニアリングは,既存のプログラムを解析して,そのプログラムの仕様書を導き出すこと。
UML(Unified Modeling Language)は,システム設計を視覚的に表現するための標準化されたモデリング言語。
クラス図は,クラスの仕様と,クラスの間の静的な関係が記述された図。
- ア 問題を解決する際に,うまく行かなかった場合は直前に戻り別の選択肢を試すこと。
- イ 設計情報や仕様書からソースコードを作成すること。
- ウ 既存のソフトウェアを分析して,改善または再構築すること。
- エ 正解