6-09 データベースの応用
令和6年度公開 問15
ビッグデータ分析の前段階として,非構造化データを構造化データに加工する処理を記述している事例はどれか。
- ア 関係データベースに蓄積された大量の財務データから必要な条件に合致するデータを抽出し,利用者が扱いやすい表計算ソフトウェアデータに加工する。
- イ 個人情報を含むビッグデータを更に利活用するために,特定の個人を識別することができないように匿名化加工する。
- ウ 住所データ項目の中にある,“ケ”と“が”の混在や,丁番地の表記不統一を, 標準化された表記へ統一するために加工する。
- エ ソーシャルメディアの口コミを機械学習によって単語ごとに分解し,要約を作り,分析可能なデータに加工し,関係データベースに保管する。
解答 エ
【頭の準備体操】
非構造化データは,明確な構造やフォーマットをもたない,データを取得したままの整理されていないデータ。 ←→ 構造化データ。関係データベースの2次元の表など。
- ア 構造化データの加工。関係データベースのデータは構造化データ。
- イ 非構造化データの加工。個人を特定できる情報を削除または変更して,個人を特定できないように加工すること。
- ウ 構造化データの加工。住所データは構造化データ。
- エ 非構造化データから構造化データへの加工。(正解)
令和6年6月修了試験 問34
ソフトウェア開発・保守においてリポジトリを構築する理由として,最も適切なものはどれか。
- ア 各工程で検出した不良を管理することが可能になり,ソフトウェアの品質分析が容易になる。
- イ 各工程での作業手順を定義することが容易になり,開発時・保守時の作業ミスを防止することができる。
- ウ 各工程での作業予定と実績を関連付けて管理することが可能になり,作業の進捗管理が容易になる。
- エ 各工程での成果物を一元管理することによって,開発作業・保守作業の効率が良くなり,用語の統一もできる。
解答 エ
【頭の準備体操】
リポジトリは,ソースコードやドキュメントなどの変更履歴を記録したデータベース。 ⇒ 開発作業・保守作業の効率化