2-1 ソフトウェア
令和6年7月修了試験 問15
オープンソースソフトウェアの特徴のうち,適切なものはどれか。
- ア 一定の条件の下で,ソースコードの変更を許可している。
- イ 利用分野及び利用者を制限して再配布できる。
- ウ 著作権が放棄されている。
- エ 無償で配布しなければならない。
解答 ア
【頭の準備体操】
OSSは,ソースコードが公開され,利用・改変・再配布が可能なソフトウェア。著作権は放棄していない。
- ア 正解
- イ 利用分野及び利用者を制限して再配布してはいけない。
- ウ 著作権は放棄していない。
- エ 機能や保守サービスなどを追加して有償で販売することもできる。
令和5年12月修了試験 問15
OSS(Open Source Software)の特徴のうち,適切なものはどれか。ここで,OSSはOSI(Open Source Initiative)によるOSD(The Open Source
Definition)の定義に基づくものとする。
- ア OSSはフリーウェアと同様に無償で入手できるが,商用システムの開発への利用は禁止されている。
- イ OSSをパッケージ化したり,自社のソフトウェアを組み合わせたりして,有償で販売することができる。
- ウ システム開発で利用するためにソースコードを入手できるが,利用者がある数以上になるとライセンス料が発生する。
- エ 複製と改良は自由にできるが,改良したソフトウェアを再頒布することはできない。
解答 イ
【頭の準備体操】
OSSは,ソースコードが公開され,利用・改変・再配布が可能なソフトウェア。著作権は放棄していない。
機能や保守サービスなどを追加して有償で販売することもできる。
- ア 商用システムの開発への利用もできる。利用目的を限定しない。
- イ 正解
- ウ 利用者数に関係なく,自由に利用できる。
- エ 改良したソフトウェアを再頒布できる。
令和7年1月修了試験 問15
GPLの下で公開されたOSSを使い,ソースコードを公開しなかった場合にライセンス違反となるものはどれか。
- ア OSSとアプリケーションソフトウェアとのインタフェースを開発し,販売している。
- イ OSSの改変を他社に委託し,自社内で使用している。
- ウ OSSの入手,改変,販売を全て自社で行っている。
- エ OSSを利用して性能テストを行った自社開発ソフトウェアを販売している。
解答 ウ
【頭の準備体操】
コピーレフトは,ソフトウェアの改変や再配布の際には,同じライセンス条件でソースコードを公開することを義務づけるライセンス。
※GPL(GNU General Public License)は,コピーレフトの一種。
- ア OSSは改変していない。
- イ OSSを改変したのは委託先の他社である(他社がソースコードを公開する必要がある)。
- ウ 正解
- エ OSSは改変していない。
令和6年6月修了試験 問15
ソフトウェアの統合開発環境として提供されているOSSはどれか。
- ア Apache Tomcat
- イ Eclipse
- ウ GCC
- エ Linux
解答 イ
【頭の準備体操】
Eclipseは,統合開発環境(IDE)のOSS。
- ア WebサーバとWebコンテナ(サーブレットとJSPの実行環境)の機能をもつ。
- イ 正解
- ウ GNU Compiler Collection。様々なプログラム言語をサポートするコンパイラ。
- エ OS(オペレーティングシステム)。