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ITパスポート講座

★ 猫本 10-10 eビジネス(その2) ★

ITパスポート 令和元年度秋期 問18

銀行などの預金者の資産を,AIが自動的に運用するサービスを提供するなど,金融業においてIT技術を活用して,これまでにない革新的なサービスを開拓する取組を示す用語はどれか。

ア  FA
イ  FinTech
ウ  OA
エ  シェアリングエコノミー

解説

(頭の準備体操)

FinTech:「銀行などの預金者の資産を,AIが自動的に運用するサービスを提供するなど,金融業においてIT技術を活用して,これまでにない革新的なサービスを開拓する取組」(IP01.2.18)。金融(Finance)+技術(Technology)


ア  FA(Factory Automation):「生産工程の自動化と作業の無人化ができる。」(IP02.2.24)
イ  「銀行などの預金者の資産を,AIが自動的に運用するサービスを提供するなど,金融業においてIT技術を活用して,これまでにない革新的なサービスを開拓する取組」(IP01.2.18)(正解)
ウ  OA(Office Automation):オフィスにおける事務作業を,さまざまな電子機器を用いて効率化を図ること
エ  「利用者と提供者をマッチングさせることによって,個人や企業が所有する自動車,住居,衣服などの使われていない資産を他者に貸与したり,提供者の空き時間に買い物代行,語学レッスンなどの役務を提供したりするサービスや仕組み」(IP02.2.31)

解答

ITパスポート 令和3年度 問13

FinTechの事例として,最も適切なものはどれか。

ア  銀行において,災害や大規模障害が発生した場合に勘定系システムが停止することがないように,障害発生時には即時にバックアップシステムに切り替える。
イ  クレジットカード会社において,消費者がクレジットカードの暗証番号を規定回数連続で間違えて入力した場合に,クレジットカードを利用できなくなるようにする。
ウ  証券会社において,顧客がPCの画面上で株式売買を行うときに,顧客に合った投資信託を提案したり自動で資産運用を行ったりする,ロボアドバイザのサービスを提供する。
エ  損害保険会社において,事故の内容や回数に基づいた等級を設定しておき,インターネット自動車保険の契約者ごとに,1年間の事故履歴に応じて等級を上下させるとともに,保険料を変更する。

解説

(頭の準備体操)

FinTech:「銀行などの預金者の資産を,AIが自動的に運用するサービスを提供するなど,金融業においてIT技術を活用して,これまでにない革新的なサービスを開拓する取組」(IP01.2.18)。金融(Finance)+技術(Technology)


よって,ウである。

解答

ITパスポート 令和3年度 問25

暗号資産に関する記述として,最も適切なものはどれか。

ア  暗号資産交換業の登録業者であっても,利用者の情報管理が不適切なケースがあるので,登録が無くても信頼できる業者を選ぶ。
イ  暗号資産の価格変動には制限が設けられているので,価値が急落したり,突然無価値になるリスクは考えなくてよい。
ウ  暗号資産の利用者は,暗号資産交換業者から契約の内容などの説明を受け,取引内容やリスク,手数料などについて把握しておくとよい。
エ  金融庁や財務局などの官公署は,安全性が優れた暗号資産の情報提供を行っているので,官公署の職員から勧められた暗号資産を主に取引する。

解説

(頭の準備体操)

暗号資産:電子データでやり取りされる財産的価値


ア  暗号資産交換業に登録していない業者を選択すべきではない
イ  暗号資産は,価値が急落したり,突然無価値になるリスクを考えておく必要がある
ウ  暗号資産の利用者は,暗号資産交換業者から契約の内容などの説明を受け,取引内容やリスク,手数料などについて把握しておくとよい。(正解)
エ  官公署の職員から暗号資産を勧められることはない

解答

ITパスポート 令和3年度 問97

複数のコンピュータが同じ内容のデータを保持し,各コンピュータがデータの正当性を検証して担保することによって,矛盾なくデータを改ざんすることが困難となる,暗号資産の基盤技術として利用されている分散型台帳を実現したものはどれか。

ア  クラウドコンピューティング
イ  ディープラーニング
ウ  ブロックチェーン
エ  リレーショナルデータベース

解説

(頭の準備体操)

ブロックチェーン:「分散型台帳技術の一つであり,複数の取引記録をまとめたデータを順次作成し,直前のデータのハッシュ値を埋め込むことによって,データを相互に関連付け,矛盾なく改ざんすることを困難にして,データの信頼性を高めている。」(IP02.2.70)


ア  「コンピュータの資源をネットワークを介して提供することによって,利用者がスケーラピリティやアベイラピリティの高いサービスを容易に受けられるようになること」(FE24.1.15)
イ  「大量のデータを人間の脳神経回路を模したモデルで解析することによって,コンピュータ自体がデータの特徴を抽出,学習する技術」(IP01.2.21)
ウ  「散型台帳技術の一つであり,複数の取引記録をまとめたデータを順次作成し,直前のデータのハッシュ値を埋め込むことによって,データを相互に関連付け,矛盾なく改ざんすることを困難にして,データの信頼性を高めている。」(IP02.2.70)(正解)
エ  「データを2次元の表によって表現する。」(FE25.2.29)。関係データベースともいう。

解答

ITパスポート 令和元年度秋期 問59

複数の取引記録をまとめたデータを順次作成するときに,そのデータに直前のデータのハッシュ値を埋め込むことによって,データを相互に関連付け,取引記録を矛盾なく改ざんすることを困難にすることで,データの信頼性を高める技術はどれか。

ア  LPWA
イ  SDN
ウ  エッジコンピューティング
エ  ブロックチェーン

解説

ブロックチェーン:「分散型台帳技術の一つであり,複数の取引記録をまとめたデータを順次作成し,直前のデータのハッシュ値を埋め込むことによって,データを相互に関連付け,矛盾なく改ざんすることを困難にして,データの信頼性を高めている。」(IP02.2.70)


ア  LPWA(Low Power Wide Area):「低消費電力型の広域無線ネットワークであり,通信速度は携帯電話システムと比較して低速なものの,一般的な電池で数年以上の運用が可能な省電力性と,最大で数十kmの通信が可能な広域性を有している。」(IP02.2.70)
イ  SDN(Software-Defined Networking):「データ転送と経路制御の機能を論理的に分離し,データ転送に特化したネットワーク機器とソフトウェアによる経路制御の組合せで実現するネットワーク技術」(FE29.1.35)
ウ  「IoTデバイス群の近くにコンピュータを配置して,IoTサーバの負荷低減とIoTシステムのリアルタイム性向上に有効な処理を行わせる。」(IP01.2.71)
エ  「分散型台帳技術の一つであり,複数の取引記録をまとめたデータを順次作成し,直前のデータのハッシュ値を埋め込むことによって,データを相互に関連付け,矛盾なく改ざんすることを困難にして,データの信頼性を高めている。」(IP02.2.70)(正解)

解答

ITパスポート 令和4年度 問29

マネーロンダリングの対策に関する記述として,最も適切なものはどれか。

ア  金融取引に当たり,口座開設時の取引目的や本人確認を徹底し,資金の出所が疑わしい取引かどうかを監視する。
イ  紙幣の印刷に当たり,コピー機では再現困難な文字や線,傾けることによって絵が浮かび上がるホログラムなどの技術を用いて,複製を困難にする。
ウ  税金の徴収に当たり,外国にある子会社の利益を本国の親会社に配当されたものとみなして,本国で課税する。
エ  投資に当たり,安全性や収益性などの特徴が異なる複数の金融商品を組み合わせることによって,一つの事象によって損失が大きくなるリスクを抑える。

解説

(頭の準備体操)

マネーロンダリング(Money Laundering:資金洗浄):違法な手段で得た資金を,多数の金融機関等を転々とさせたりすることで,資金の出所をわからなくする行為


よって,アである。

解答