ITパスポート講座
★ 猫本 10-09 ビジネスシステムとエンジニアリング(その3) ★
ITパスポート 令和3年度 問35
ある製造業では,後工程から前工程への生産指示や,前工程から後工程への部品を引き渡す際の納品書として,部品の品番などを記録した電子式タグを用いる生産方式を採用している。サプライチェーンや内製におけるジャストインタイム生産方式の一つであるこのような生産方式として,最も適切なものはどれか。
ア | かんばん方式 |
イ | クラフト生産方式 |
ウ | セル生産方式 |
エ | 見込み生産方式 |
解説
(頭の準備体操)
JIT(Just In Time:ジャストインタイム):「中間在庫を極力減らすために,生産ラインにおいて,後工程が自工程の生産に合わせて,必要な部品を前工程から調達する。」(FE29.1.71)。かんばん方式ともいう。
ア | 「中間在庫を極力減らすために,生産ラインにおいて,後工程が自工程の生産に合わせて,必要な部品を前工程から調達する。」(AP27.1.12)(正解) |
イ | 熟練した職人が手作業で全工程または一部の工程を行う生産方式 |
ウ | 「ベルトコンベア方式による分業型の流れ作業ではなく,一人又は少人数で最初の工程から最後の工程までを担当する多品種少量生産向きの生産方式」(IP23.2.19) |
エ | 需要予測や販売計画に基づいて生産しておき,注文に応じて出荷する形態 |
解答
ア
ITパスポート 平成30年度秋期 問23
Just In Timeの導入によって解決が期待できる課題として,適切なものはどれか。
ア | 営業部門の生産性を向上する。 |
イ | 顧客との長期的な関係を構築する。 |
ウ | 商品の販売状況を単品単位で把握する。 |
エ | 半製品や部品在庫数を削減する。 |
解説
(頭の準備体操)
JIT(Just In Time:ジャストインタイム):「中間在庫を極力減らすために,生産ラインにおいて,後工程が自工程の生産に合わせて,必要な部品を前工程から調達する。」(FE29.1.71)。かんばん方式ともいう。
ア | SFA(Sales Force Automation:営業支援システム) |
イ | CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理) |
ウ | POS(Point of Sales:販売時点管理) |
エ | JIT(Just In Time:ジャストインタイム)(正解) |
解答
エ
ITパスポート 平成31年度春期 問15
ジャストインタイムやカンバンなどの生産活動を取り込んだ,多品種大量生産を効率的に行うリーン生産方式に該当するものはどれか。
ア | 自社で生産ラインをもたず,他の企業に生産を委託する。 |
イ | 生産ラインが必要とする部品を必要となる際に入手できるように発注し,仕掛品の量を適正に保つ。 |
ウ | 納品先が必要とする部品の需要を予測して多めに生産し,納品までの待ち時間の無駄をなくす。 |
エ | 一つの製品の製造開始から完成までを全て一人が担当し,製造中の仕掛品の移動をなくす。 |
解説
(頭の準備体操)
リーン生産方式:ジャストインタイムやかんばん方式を取り込んだ生産方式
ア | ファブレス |
イ | リーン生産方式(正解) |
ウ | 需要予測 |
エ | セル生産方式 |
解答
イ
ITパスポート 平成28年度秋期 問10
受注生産方式と見込生産方式を比較した場合の受注生産方式の特徴として,適切なものはどれか。
ア | 受注時点で製品の出荷はできないが,製品が過剰在庫となるリスクはない。 |
イ | 受注予測の精度を上げて,製品の在庫量を適正に維持することが求められる。 |
ウ | 製品の在庫不足によって,受注機会を損失するリスクを伴う。 |
エ | 製品の受注予測に基づいて立案した生産計画に従って,製品を生産する。 |
解説
(頭の準備体操)
受注生産方式:顧客からの注文を受けてから生産する方式
ア | 「受注生産方式」の特徴(正解) |
イ | 「見込生産方式」の特徴 |
ウ | 「見込生産方式」の特徴 |
エ | 「見込生産方式」の特徴 |
解答
ア
ITパスポート 平成29年度秋期 問17
コンカレントエンジニアリングの説明として,適切なものはどれか。
ア | 既存の製品を分解し,構造を解明することによって,技術を獲得する手法 |
イ | 仕事の流れや方法を根本的に見直すことによって,望ましい業務の姿に変革する手法 |
ウ | 条件を適切に設定することによって,なるべく少ない回数で効率的に実験を実施する手法 |
エ | 製品の企画,設計,生産などの各工程をできるだけ並行して進めることによって,全体の期間を短縮する手法 |
解説
(頭の準備体操)
コンカレントエンジニアリング:「製品開発において,設計,生産計画などの工程を同時並行的に行う手法」(FE26.2.72)
ア | リバースエンジニアリング |
イ | BPR(Business Process Reengineering) |
ウ | 実験計画法 |
エ | コンカレントエンジニアリング(正解) |
解答
エ
ITパスポート 令和4年度 問32
コンカレントエンジニアリングを適用した後の業務の流れを表した図として,最も適したものはどれか。ここで,図の中の矢印は業務の流れを示し,その上に各作業名を記述する。
解説
(頭の準備体操)
コンカレントエンジニアリング:「製品開発において,設計,生産計画などの工程を同時並行的に行う手法」(FE26.2.72)
よって,エである。
解答
エ
ITパスポート 平成29年度春期 問6
一連のプロセスにおけるボトルネックの解消などによって,プロセス全体の最適化を図ることを目的とする考え方はどれか。
ア | CRM |
イ | HRM |
ウ | SFA |
エ | TOC |
解説
(頭の準備体操)
TOC(Theory of Constraints:制約理論):ボトルネックになっている工程を見つけ,改善することで全体の生産性を上げる考え方
ア | CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理):「長期的視点から顧客と良好な関係を築いて,収益の拡大を図ること」(IP24.1.07) |
イ | HRM(Human Resource Management:人的資源管理):「社員のスキルや行動特性を管理し,人事戦略の視点から適切な人員配置・評価などを行う。」(FE25.1.70) |
ウ | SFA(Sales Force Automation:営業支援システム):「蓄積された知識やノウハウを組織全体で共有し,営業活動の効率と管理水準の向上を図る。」(IP27.1.13) |
エ | TOC(Theory of Constraints:制約理論):ボトルネックになっている工程を見つけ,改善することで全体の生産性を上げる考え方(正解) |
解答
エ