ITパスポート講座
★ 猫本 10-07 業務評価と経営管理システム(その1) ★
ITパスポート 令和2年度 問6
BSC(Balanced Scorecard)に関する記述として,適切なものはどれか。
ア | 企業や組織のビジョンと戦略を,四つの視点("財務の視点","顧客の視点","業務プロセスの視点","成長と学習の視点")から具体的な行動へと変換して計画・管理し,戦略の立案と実行・評価を支援するための経営管理手法である。 |
イ | 製品やサービスを顧客に提供するという企業活動を,調達,開発,製造,販売,サービスといったそれぞれの業務が,一連の流れの中で順次,価値とコストを付加・蓄積していくものと捉え,この連鎖的活動によって顧客に向けた最終的な"価値"が生み出されるとする考え方のことである。 |
ウ | 多種類の製品を生産・販売したり,複数の事業を行ったりしている企業が,戦略的観点から経営資源の配分が最も効率的・効果的となる製品・事業相互の組合せを決定するための経営分析手法のことである。 |
エ | 目標を達成するために意思決定を行う組織や個人の,プロジェクトやベンチャービジネスなどにおける,強み,弱み,機会,脅威を評価するのに用いられる経営戦略手法のことである。 |
解説
(頭の準備体操)
BSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード):「設定した戦略を遂行するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点に基づいて相互の適切な関係を考慮しながら具体的に目標及び施策を策定する経営管理手法」(AP25.2.69)
ア | BSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード)(正解) |
イ | バリューエンジニアリング |
ウ | PPM(Product Portfolio Management:プロダクトポートフォリオマネジメント) |
エ | SWOT分析(Strengths:強み,Weaknesses:弱み,Opportunities:機会,Threats:脅威) |
解答
ア
ITパスポート 平成31年度春期 問7
企業のビジョンや戦略を実現するために,"財務","顧客","業務プロセス","学習と成長"の四つの視点から,具体的に目標を設定して成果を評価する手法はどれか。
ア | PPM |
イ | SWOT分析 |
ウ | バランススコアカード |
エ | マーケティングミックス |
解説
(頭の準備体操)
BSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード):「設定した戦略を遂行するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点に基づいて相互の適切な関係を考慮しながら具体的に目標及び施策を策定する経営管理手法」(AP25.2.69)
ア | PPM(Product Portfolio Management):「複数の製品や事業を市場シェアと市場成長率の視点から判断して,最適な経営資源の配分を行う。」(IP29.1.34) |
イ | SWOT分析(Strengths:強み,Weaknesses:弱み,Opportunities:機会,Threats:脅威):「企業を取り巻く外的環境に潜む機会及び脅威,企業がもつ強み及び弱みを分析することによって,企業活動の今後の方向性を導き出すための手法である。」(IP25.1.24) |
ウ | 「財務の視点,顧客の視点,業務プロセスの視点,学習と成長の視点から企業の業績をバランスよく評価・分析するための手法である。」(IP25.1.24)(正解) |
エ | 「製品,流通,価格,販売促進の各要素を検討して戦略を立てる考え方」(IP24.2.15) |
解答
ウ
ITパスポート 平成29年度秋期 問14
BSC(Balanced Scorecard)の説明として,適切なものはどれか。
ア | 顧客に提供する製品やサービスの価値が,どの活動によって生み出されているかを分析する。 |
イ | 財務に加え,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長の四つの視点に基づいて戦略策定や業績評価を行う。 |
ウ | 帳簿の貸方と借方が,常にバランスした金額になるように記帳する。 |
エ | 取引先の信用度を財務指標などによって,スコアリングして評価する。 |
解説
(頭の準備体操)
BSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード):「設定した戦略を遂行するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点に基づいて相互の適切な関係を考慮しながら具体的に目標及び施策を策定する経営管理手法」(AP25.2.69)
ア | バリューチェーン分析 |
イ | BSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード)(正解) |
ウ | 複式簿記 |
エ | スコアリングシート |
解答
イ
ITパスポート 平成30年度春期 問29
航空会社A社では,経営戦略を実現するために,バランススコアカードの四つの視点ごとに戦略目標を設定した。bに該当するものはどれか。ここで,a~dはア~エのどれかに対応するものとする。

ア | 学習と成長の視点 |
イ | 業務プロセスの視点 |
ウ | 顧客の視点 |
エ | 財務の視点 |
解説
(頭の準備体操)
BSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード):「設定した戦略を遂行するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点に基づいて相互の適切な関係を考慮しながら具体的に目標及び施策を策定する経営管理手法」(AP25.2.69)
a. | 「財務」の視点 |
b. | 「顧客」の視点 |
c. | 「業務プロセス」の視点 |
d. | 「学習と成長」の視点 |
よって,ウである。
解答
ウ
ITパスポート 令和4年度 問19
製造販売業A社は,バランススコアカードの考え方を用いて戦略テーマを設定した。業務プロセス(内部ビジネスプロセス)の視点に基づく戦略テーマとして,最も適切なものはどれか。
ア | 売上高の拡大 |
イ | 顧客ロイヤルティの拡大 |
ウ | 従業員の技術力強化 |
エ | 部品の共有化比率の向上 |
解説
BSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード):「設定した戦略を遂行するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点に基づいて相互の適切な関係を考慮しながら具体的に目標及び施策を策定する経営管理手法」(AP25.2.69)
ア | 「財務」の視点 |
イ | 「顧客」の視点 |
ウ | 「学習と成長」の視点 |
エ | 「業務プロセス」の視点(正解) |
解答
エ
ITパスポート 平成28年度秋期 問13
バランススコアカードを採用する目的として,最も適切なものはどれか。
ア | 財務的尺度だけでなく,非財務的尺度からも業績評価を行う。 |
イ | 従業員や株主だけでなく,顧客,取引先,地域社会といった様々な関係者の視点を取り入れた経営計画を推進する。 |
ウ | 強み,弱み,機会,脅威の四つの視点から,企業の特性を事業環境に適合させた戦略を導き出す。 |
エ | バランスシートに基づいて企業業績を得点化し,他企業との客観的な業績比較を行う。 |
解説
(頭の準備体操)
BSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード):「設定した戦略を遂行するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点に基づいて相互の適切な関係を考慮しながら具体的に目標及び施策を策定する経営管理手法」(AP25.2.69)
財務的尺度(財務)だけでなく,非財務的尺度(顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長)からも業績評価を行う。
よって,アである。
解答
ア
ITパスポート 平成28年度春期 問28
製品やサービスの価値を機能とコストの関係で分析し,機能や品質の向上及びコスト削減などによって,その価値を高める手法はどれか。
ア | サプライチェーンマネジメント |
イ | ナレッジマネジメント |
ウ | バリューエンジニアリング |
エ | リバースエンジニアリング |
解説
(頭の準備体操)
バリューエンジニアリング:製品やサービスなどの価値を,機能と価格との関係で把握し,体系化された手順によって価値の向上を図る手法
ア | SCM(Supply Chain Management:供給連鎖管理):「調達,生産,流通を経て消費者に至るまでの一連の業務を,取引先を含めて全体最適の視点から見直し,納期短縮や在庫削減を図る。」(IP02.2.15) |
イ | 「企業内に散在している知識を共有化し,全体の問題解決力を高める経営を行う。」(FE22.2.71) |
ウ | 「消費者の立場から,製品が有する機能と製品に要する総コストの比率で製品の価値を評価する。」(IP29.1.30)(正解) |
エ | 「プログラムを解析することで,ソフトウェアの仕様を調査して設計情報を抽出する。」(IP02.2.51) |
解答
ウ