ITパスポート講座
★ 猫本 8-06 タイムマネジメント(その1) ★
ITパスポート 令和元年度秋期 問42
システム開発において使用するアローダイアグラムの説明として,適切なものはどれか。
ア | 業務のデータの流れを表した図である。 |
イ | 作業の関連をネットワークで表した図である。 |
ウ | 作業を縦軸にとって,作業の所要期間を横棒で表した図である。 |
エ | ソフトウェアのデータ間の関係を表した図である。 |
解説
(頭の準備体操)
アローダイアグラム:作業の順序や作業相互の関係を表した図
ア | DFD(Data Flow Diagram) |
イ | アローダイアグラム(正解) |
ウ | ガントチャート |
エ | UML(Unified Modeling Language) |
解答
イ
ITパスポート 平成30年度春期 問43
システム開発を示した図のアローダイアグラムにおいて,工程AとDが合わせて3日遅れると,全体では何日遅れるか。
解説
(頭の準備体操)
最早開始日:最も遅い作業に合わす。
クリティカルパス:全ての経路の中で,最も日数を要する経路
結合点⓪の最早開始日:0日
結合点①の最早開始日:0+2=2日
結合点②の最早開始日:0+4=4日
結合点③の最早開始日:0+7=7日
複数の結合点が集まる結合点④の最早開始日は,最も遅い作業に合わせる。
①→④2+4=6日
②→④4+3=7日
③→④7+1=8日(最早開始日)→クリティカルパス
ここで,工程AとDが合わせて3日遅れる:⓪→①→④=6+3=9日(クリティカルパスが変更になる)
9-8=1日遅れる。
よって,アである。
(別解)
(頭の準備体操)
クリティカルパス:全ての経路の中で,最も日数を要する経路
全ての経路の中で,最も日数を要する経路がクリティカルパスである。
⓪→①→④:0+2+4=6日
⓪→②→④:0+4+3=7日
⓪→③→④:0+7+1=8日(クリティカルパス)
ここで,工程AとDが合わせて3日遅れる:⓪→①→④=6+3=9日(クリティカルパスが変更になる)
9-8=1日遅れる。
よって,アである。
解答
ア
ITパスポート 平成28年度春期 問52
次の表に示す作業全体の最短の所要日数を増やすことなく作業Eの所要日数を増やしたい。最大何日増やすことができるか。
ア | 0 |
イ | 1 |
ウ | 2 |
エ | 3 |
解説
(頭の準備体操)
最早開始日:最も遅い作業に合わす。
アローダイアグラムは次のようになる。
結合点⓪の最早開始日:0日
結合点①の最早開始日:0+2=2日
複数の結合点が集まる結合点②の最早開始日は,最も遅い作業に合わせる。
⓪→②:0+4=4日(最早開始日)
①→②:2+1=3日
複数の結合点が集まる結合点④の最早開始日は,最も遅い作業に合わせる。
⓪→③→④:0+7+0=7日(最早開始日)→クリティカルパス
②→④:4+1=5日
全ての作業は7日で完了する。
ここで,作業Eは5日で完了するので,最大2日増やすことができる。
よって,ウである。
(別解)
(頭の準備体操)
クリティカルパス:全ての経路の中で,最も日数を要する経路
全ての経路の中で,最も日数を要する経路がクリティカルパスである。
⓪→①→②→④:0+2+1+1=4日
⓪→②→④:0+4+1=5日
⓪→③→④:0+7+0=7日(クリティカルパス)
全ての作業は7日で完了する。
ここで,作業Eは5日で完了するので,最大2日増やすことができる。
よって,ウである。
解答
ウ
ITパスポート 令和2年度公開 問55
図の工程の最短所要日数及び最長所要日数は何日か。
解説
(頭の準備体操)
クリティカルパス:全ての経路の中で,最も日数を要する経路
・最短所要日数を求める。
全ての経路の中で,最も日数を要する経路がクリティカルパスである。
⓪→①→②:0+30+50=80日(クリティカルパス)
⓪→②:0+70=70日
・最長所要日数を求める。
全ての経路の中で,最も日数を要する経路がクリティカルパスである。
⓪→①→②:0+35+60=95日
⓪→②:0+100=100日(クリティカルパス)
よって,エである。
解答
エ
ITパスポート 令和4年度 問43
図のアローダイアグラムにおいて,作業Bが2日遅れて完了した。そこで,予定どおりの期間で全ての作業を完了させるために,作業Dに要員を追加することにした。作業Dに当初20名が割り当てられているとき,作業Dに追加する要員は最少で何名必要か。ここで,要員の作業効率は一律である。
ア | 2 |
イ | 3 |
ウ | 4 |
エ | 5 |
解説
(頭の準備体操)
クリティカルパス:全ての経路の中で,最も日数を要する経路
全ての経路の中で,最も日数を要する経路がクリティカルパスである。
A→C→D=5+5+10=20日(クリティカルパス)
A→C→E→F=5+5+4+4=18日
B→D=10+10=20日(クリティカルパス)
B→E→F=10+4+4=18日
ここで,作業Bが2日遅れて12日を要した。予定通りの20日で全ての作業を完了させるためには,作業Dは8日で完了する必要がある。
作業Dに当初20人が割り当てられているので,20人×10日=200人日
この作業を8日で完了させるには,200人日÷8日=25人が必要である。
25-20=5人の追加が必要である。
よって,エである。
解答
エ