ITパスポート講座
★ 猫本 8-05 プロジェクトマネジメント(その8) ★
ITパスポート 平成31年度春期 問37
プロジェクトにおけるリスクマネジメントに関する記述として,最も適切なものはどれか。
ア | プロジェクトは期限が決まっているので,プロジェクト開始時点において全てのリスクを特定しなければならない。 |
イ | リスクが発生するとプロジェクトに問題が生じるので,リスクは全て回避するようにリスク対応策を計画する。 |
ウ | リスク対応策の計画などのために,発生する確率と発生したときの影響度に基づいて,リスクに優先順位を付ける。 |
エ | リスクの対応に掛かる費用を抑えるために,リスク対応策はリスクが発生したときに都度計画する。 |
解説
(頭の準備体操)
プロジェクトリスクマネジメント:「プロジェクトリスクマネジメントは,リスクの特定,リスクの分析,リスクのコントロールという流れで行う。」(IP30.2.50)
ア | プロジェクト開始時点において,想定できないリスクもある。 |
イ | リスク分析に基づき,回避,軽減,受容,転嫁のリスク対応策を計画する。 |
ウ | リスク対応策の計画などのために,発生する確率と発生したときの影響度に基づいて,リスクに優先順位を付ける。(正解) |
エ | 想定できるリスク対応策は,事前に計画しておく。 |
解答
ウ
ITパスポート 平成30年度秋期 問50
プロジェクトリスクマネジメントは,リスクの特定,リスクの分析,リスクのコントロールという流れで行う。リスクの特定を行うために,プロジェクトに影響を与えると想定されるリスクを洗い出す方法として,適切なものはどれか。
ア | 許容できる管理限界を設定し,上限と下限を逸脱する事象を特定する。 |
イ | デシジョンツリーダイアグラムを作成する。 |
ウ | 発生確率と影響度のマトリクスを作成する。 |
エ | ブレーンストーミングを関係者で行う。 |
解説
(頭の準備体操)
ブレーンストーミング:「自由奔放」,「質より量」,「批判禁止」,「結合・便乗」を原則に,より多くのアイディアや意見を引き出す手法
ア | 「リスクコントロール」の方法 |
イ | 「リスク分析」の方法 |
ウ | 「リスク分析」の方法 |
エ | 「リスクの洗い出し」の方法(正解) |
解答
エ
ITパスポート 平成30年度春期 問47
プロジェクトにおけるリスクには,マイナスのリスクとプラスのリスクがある。スケジュールに関するリスク対応策のうち,プラスのリスクへの対応策に該当するものはどれか。
ア | インフルエンザで要員が勤務できなくならないように,インフルエンザが流行する前にメンバ全員に予防接種を受けさせる。 |
イ | スケジュールを前倒しすると全体のコストを下げられるとき,プログラム作成を並行して作業することによって全体の期間を短縮する。 |
ウ | 突発的な要員の離脱によるスケジュールの遅れに備えて,事前に交代要員を確保する。 |
エ | 納期遅延の違約金の支払に備えて,損害保険に加入する。 |
解説
(頭の準備体操)
マイナスのリスク:損失を被るリスク
プラスのリスク:利益をもたらすリスク
ア | マイナスのリスク:リスク対応策(リスク軽減) |
イ | プラスのリスク |
ウ | マイナスのリスク:リスク対応策(リスク軽減) |
エ | マイナスのリスク:リスク対応策(リスク転嫁/リスク移転) |
解答
イ
ITパスポート 平成28年度秋期 問38
システム開発プロジェクトにおいて,開発用のPCの導入が遅延することになった。しかし,遅延した場合には旧型のPCを代替機として使用するようにあらかじめ計画していたので,開発作業を予定どおりに開始することができた。この場合に,プロジェクトマネジメントとして実施したものはどれか。
ア | クリティカルパスの見積り |
イ | スコープ定義 |
ウ | ステークホルダの特定 |
エ | リスク対応計画の実行 |
解説
・開発用のPCの導入が遅延した場合には,旧型のPCを代替機として使用するようにあらかじめ計画していた。
・開発作業を予定どおりに開始することができた。
よって,エである。
解答
エ