ITパスポート講座
★ 猫本 8-05 プロジェクトマネジメント(その4) ★
ITパスポート 令和3年度 問39
プロジェクトマネジメントのプロセスには,プロジェクトコストマネジメント,プロジェクトコミュニケーションマネジメント,プロジェクト資源マネジメント,プロジェクトスケジュールマネジメントなどがある。システム開発プロジェクトにおいて,テストを実施するメンバを追加するときのプロジェクトコストマネジメントの活動として,最も適切なものはどれか。
ア | 新規に参加するメンバに対して情報が効率的に伝達されるように,メーリングリストなどを更新する。 |
イ | 新規に参加するメンバに対する,テストツールのトレーニングをベンダに依頼する。 |
ウ | 新規に参加するメンバに担当させる作業を追加して,スケジュールを変更する。 |
エ | 新規に参加するメンバの人件費を見積もり,その計画を変更する。 |
解説
(頭の準備体操)
プロジェクトコストマネジメント:プロジェクトの予算(コスト)を管理する。
ア | プロジェクトコミュニケーションマネジメント |
イ | プロジェクト資源マネジメント |
ウ | プロジェクトスケジュールマネジメント |
エ | プロジェクトコストマネジメント(正解) |
解答
エ
ITパスポート 平成31年度春期 問53
50本のプログラム開発をA社又はB社に委託することにした。開発期間が短い会社と開発コストが低い会社の組合せはどれか。
〔前提〕
A社 生産性:プログラム1本を2日で作成 コスト:4万円/日
B社 生産性:プログラム1本を3日で作成 コスト:3万円/日
プログラムは1本ずつ順に作成する。
解説
・A社
開発期間:50本×2日/本=100日
開発コスト:100日×4万円/日=400万円
・B社
開発期間:50本×2日/本=150日
開発コスト:150日×3万円/日=450万円
よって,アである。
解答
ア
ITパスポート 平成30年度秋期 問48
システム開発プロジェクトにおいて,同じ規模のプログラムを36本作成する計画がある。1週間当たり6本のプログラムを作成できるA氏だけに依頼する予定であったが,計画変更によって,A氏と,A氏の半分の生産性のB氏の2名に依頼することにした。A氏とB氏の1週間当たりの費用がそれぞれ30万円と20万円であるとき,当初の計画に比べた費用の変更は幾らか。ここで,A氏とB氏は作業を並行して実施し,A氏とB氏の作業効率は常に一定であるものとする。
ア | 80万円の減少 |
イ | 30万円の減少 |
ウ | 20万円の増加 |
エ | 120万円の増加 |
解説
・A氏のみ(当初の計画)
完成させるには,36本÷6本/週=6週を要する。
よって,A氏に要する費用は,6週×30万/週=180万円
・A氏とB氏
B氏の生産性はA氏の半分なので,3本/週
A氏とB氏の生産性は,6本/週+3本/週=9本/週
完成させるには,36本÷9本/週=4週を要する。
A氏に要する費用は,4週×30万円/週=120万円
B氏に要する費用は,4週×20万円/週=80万円
合せると,120万円+80万円=200万円
当初の計画に比べて「20万円の増加」となる。
よって,ウである。
解答
ウ
ITパスポート 令和3年度 問36
開発期間10か月,開発の人件費予算1,000万円のプロジェクトがある。5か月経過した時点で,人件費の実績は600万円であり,成果物は全体の40%が完成していた。このままの生産性で完成まで開発を続けると,人件費の予算超過はいくらになるか。
ア | 100万円 |
イ | 200万円 |
ウ | 250万円 |
エ | 500万円 |
解説
全体の40%で600万円のとき,完成(100%)させるのに要する人件費を求める。
(比の考え方で解く)
40% | → | 600万円 |
100% | → | □万円 |
40×□=600×100
□=1,500万円
1,500-1,000=500万円超過する。
よって,エである。
解答
エ
ITパスポート 平成30年度春期 問55
1,800万円の予算でプログラムを60本作成するプロジェクトにおいて,開始後20日経った現在の状況を確認したところ,60本中40本のプログラムが完成し,1,500万円のコストが掛かっていた。このままプロジェクトを進めた場合,予算に対する超過コストは何万円か。ここで,プログラムの規模及び生産性は全て同じであるとする。
ア | 300 |
イ | 450 |
ウ | 600 |
エ | 750 |
解説
40本で1,500万円のとき,完成(60本)させるのに要するコストを求める。
(比の考え方で解く)
40本 | → | 1,500万円 |
60本 | → | □万円 |
40×□=1,500×60
□=2,250万円
超過コストは,2,250万円-1,800万円=450万円
よって,イである。
解答
イ
ITパスポート 平成28年度秋期 問39
20本のプログラムを作成するに当たり,プログラム1本につき,作業期間が1日,コストが4万円と見積もり,作成に着手した。開始からの10日間で8本作成し,累積コストは36万円になっていた。残りのプログラムは未着手である。このままの生産性で進めると,見積りに対する超過コストは最終的に何万円になるか。
ア | 4 |
イ | 6 |
ウ | 10 |
エ | 18 |
解説
当初の計画に要するコストは,20本×4万円/本=80万円
ここで,8本で36万円のとき,完成(20本)させるのに要するコストを求める。
(比の考え方で解く)
8本 | → | 36万円 |
20本 | → | □万円 |
8×□=36×20
□=90万円
超過コストは90万円-80万円=10万円
よって,ウである。
解答
ウ