ITパスポート講座
★ 猫本 8-05 プロジェクトマネジメント(その3) ★
ITパスポート 平成30年度秋期 問54
プロジェクトの計画段階で行う作業で,プロジェクトで実施しなければならない全ての作業を洗い出し階層構造に整理し,同時にプロジェクトの管理単位を明確化する手法はどれか。
ア | CRM |
イ | ERP |
ウ | PPM |
エ | WBS |
解説
(頭の準備体操)
WBS(Work Breakdown Structure):「プロジェクトの成果物の作成作業を階層的に分解したもの」(IP29.2.46)
ア | CRM(Customer Relationship Management):「企業内のすべての顧客チャネルで情報を共有し,サービスのレベルを引き上げて顧客満足度を高め,顧客ロイヤルティの最適化に結び付ける考え方である。」(FE21.2.70) |
イ | ERP(Enterprise Resource Planning):「企業全体の経営資源を有効かつ総合的に計画して管理し,経営の高効率化を図るための手法である。」(FE21.2.70) |
ウ | PPM(Product Portfolio Management):「複数の製品や事業を市場シェアと市場成長率の視点から判断して,最適な経営資源の配分を行う。」(IP29.1.34) |
エ | WBS(Work Breakdown Structure):「作業を階層に分解して,管理可能な大きさに細分化する。」(FE28.1.51)(正解) |
解答
エ
ITパスポート 平成29年度秋期 問46
プロジェクトの成果物の作成作業を階層的に分解したものはどれか。
ア | EVM |
イ | RFP |
ウ | SLA |
エ | WBS |
解説
(頭の準備体操)
WBS(Work Breakdown Structure):「プロジェクトの成果物の作成作業を階層的に分解したもの」(IP29.2.46)
ア | EVM(Earned Value Management):「開発の期間と費用がトレードオフの関係にある場合に,総費用の最適化を図る。」(AG30.2.43) |
イ | RFP(Request For Proposal):「調達する情報システムの概要や提案依頼事項,調達条件などを明示して提案書の提出を依頼する文書」(IP02.2.01) |
ウ | SLA(Service Level Agreement):「サービス提供者とサービス利用者との間で合意されたサービス内容などの取決めを記載する。」(IP26.1.48) |
エ | WBS(Work Breakdown Structure):「プロジェクトの計画段階で行う作業で,プロジェクトで実施しなければならない全ての作業を洗い出し階層構造に整理し,同時にプロジェクトの管理単位を明確化する手法」(IP30.2.54)(正解) |
解答
エ
ITパスポート 平成29年度春期 問39
ソフトウェアの開発に当たり,必要となる作業を階層構造としてブレークダウンする手法はどれか。
ア | CMM |
イ | ITIL |
ウ | PERT |
エ | WBS |
解説
(頭の準備体操)
WBS(Work Breakdown Structure):「プロジェクトの成果物の作成作業を階層的に分解したもの」(IP29.2.46)
ア | CMM(Capability Maturity Model):「ソフトウェア開発組織及びプロジェクトのプロセスの成熟度を評価するためのモデルである。」(FE19.2.42) |
イ | ITIL(Information Technology Infrastructure Library)。「ITサービスマネジメントのフレームワーク」(IP29.1.35) |
ウ | PERT(Program Evaluation and Review Technique):「作業項目の順序関係や依存関係を表すことができ,プロジェクトのスケジュール作成において使用する図」(IP25.1.44)。アローダイアグラムともいう。 |
エ | WBS(Work Breakdown Structure):「プロジェクトの成果物の作成作業を階層的に分解したもの」(IP29.2.46)(正解) |
解答
エ
ITパスポート 令和3年度 問54
WBSを作成するときに,作業の記述や完了基準などを記述した補助文書を作成する。この文書の目的として,適切なものはどれか。
ア | WBSで定義した作業で使用するデータの意味を明確に定義する。 |
イ | WBSで定義した作業の進捗を管理する。 |
ウ | WBSで定義した作業のスケジュールのクリティカルパスを求める。 |
エ | WBSで定義した作業の内容と意味を明確に定義する。 |
解説
(頭の準備体操)
WBS(Work Breakdown Structure):「プロジェクトの成果物の作成作業を階層的に分解したもの」(IP29.2.46)
よって,エである。
解答
エ
ITパスポート 平成30年度春期 問48
プロジェクトマネジメントにおけるWBSの作成に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | 最下位の作業は1人が必ず1日で行える作業まで分解して定義する。 |
イ | 最小単位の作業を一つずつ積み上げて上位の作業を定義する。 |
ウ | 成果物を作成するのに必要な作業を分解して定義する。 |
エ | 一つのプロジェクトでは全て同じ階層の深さに定義する。 |
解説
(頭の準備体操)
WBS(Work Breakdown Structure):「プロジェクトの成果物の作成作業を階層的に分解したもの」(IP29.2.46)
ア | 「作業を階層的に詳細化して,管理可能な大きさに細分化する。」(FE30.2.51)。最下位の作業は1人が必ず1日で行える作業まで分解するものではない。 |
イ | 「ソフトウェアの開発に当たり,必要となる作業を階層構造としてブレークダウンする手法」(IP29.1.39) |
ウ | 成果物を作成するのに必要な作業を分解して定義する。(正解) |
エ | 一つのプロジェクトでは全て同じ階層の深さになるとは限らない。 |
解答
ウ
ITパスポート 令和4年度 問36
プロジェクトで作成するWBSに関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | WBSではプロジェクトで実施すべき作業内容と成果物を定義するので,作業工数を見積もるときの根拠として使用できる。 |
イ | WBSには,プロジェクトのスコープ外の作業も検討して含める。 |
ウ | 全てのプロジェクトにおいて,WBSは成果物と作業内容を同じ階層まで詳細化する。 |
エ | プロジェクトの担当者がスコープ内の類似作業を実施する場合,WBSにはそれらの作業を記載しなくてよい。 |
解説
(頭の準備体操)
WBS(Work Breakdown Structure):「プロジェクトの成果物の作成作業を階層的に分解したもの」(IP29.2.46)
ア | WBSではプロジェクトで実施すべき作業内容と成果物を定義するので,作業工数を見積もるときの根拠として使用できる。(正解) |
イ | WBSには,プロジェクトのスコープ外の作業は検討することはない。 |
ウ | プロジェクトによっては,WBSは成果物と作業内容を同じ階層まで詳細化するとは限らない。 |
エ | プロジェクトの担当者がスコープ内の作業を実施する場合,類似作業であってもWBSにはそれらの作業を記載する。 |
解答
ア
ITパスポート 平成29年度春期 問48
プロジェクトで実施する作業の順序設定に関して,次の記述中のa,bに入れる宇句の適切な組合せはどれか。
成果物を作成するための作業を,管理しやすい単位に【 a 】によって要素分解し,それらの順序関係を【 b 】によって表示する。
解説
(頭の準備体操)
WBS(Work Breakdown Structure):「プロジェクトの成果物の作成作業を階層的に分解したもの」(IP29.2.46)
アローダイアグラム:「作業項目の順序関係や依存関係を表すことができ,プロジェクトのスケジュール作成において使用する図」(IP25.1.44)
成果物を作成するための作業を,管理しやすい単位に【WBS】によって要素分解し,それらの順序関係を【アローダイアグラム】によって表示する。
よって,アである。
解答
ア