ITパスポート講座
★ 猫本 8-05 プロジェクトマネジメント(その1) ★
ITパスポート 平成30年度春期 問44
プロジェクトの特徴として,適切なものはどれか。
ア | 期間を限定して特定の目標を達成する。 |
イ | 固定したメンバで,チームを構成し,全工程をそのチームが担当する。 |
ウ | 終了時点は決めないで開始し,進捗状況を見ながらそれを決める。 |
エ | 定常的な業務として繰り返し実行される。 |
解説
(頭の準備体操)
プロジェクト:特定の目的を達成するために,チームを編成し決められた期間と予算内で活動する。
ア | 期間を限定して特定の目標を達成する。(正解) |
イ | メンバは変動することがある。 |
ウ | 決められた期間内で活動する。 |
エ | 非定常業務として一時的に編成される。 |
解答
ア
ITパスポート 令和元年度秋期 問41
プロジェクトマネジメントの進め方に関する説明として,適切なものはどれか。
ア | 企画,要件定義,システム開発,保守の順番で,開発を行う。 |
イ | 戦略,設計,移行,運用,改善のライフサイクルで,ITサービスを維持する。 |
ウ | 目標を達成するための計画を作成し,実行中は品質,進捗,コストなどをコントロールし,目標の達成に導く。 |
エ | 予備調査,本調査,評価,結論の順番で,リスクの識別,コントロールが適切に実施されているかの確認を行う。 |
解説
(頭の準備体操)
プロジェクトマネジメント:特定の目標を達成するために,スケジュールやコスト,人員,品質などをコントロールする。
ア | 「システム開発」の進め方 |
イ | 「ITサービスマネジメント」の進め方 |
ウ | 「プロジェクトマネジメント」の進め方(正解) |
エ | 「システム監査」の進め方 |
解答
ウ
ITパスポート 平成29年度春期 問45
プロジェクト管理の手法を適用するケースとして,最も適切なものはどれか。
ア | コンピュータシステムの定常的なオペレーションに適用する。 |
イ | システム開発業務を外部委託する場合に,料金設定の基準として適用する。 |
ウ | システム開発部の職制を構成する場合に,フレームワークとして適用する。 |
エ | チームを編成して,システムを構築するときに適用する。 |
解説
(頭の準備体操)
プロジェクト:特定の目的を達成するために,チームを編成し決められた期間と予算内で活動する。
よって,エである。
解答
エ
ITパスポート 平成28年度秋期 問52
プロジェクトが発足したときに,プロジェクトマネージャがプロジェクト運営を行うために作成するものはどれか。
ア | 提案依頼書 |
イ | プロジェクト実施報告書 |
ウ | プロジェクトマネジメント計画書 |
エ | 要件定義書 |
解説
(頭の準備体操)
プロジェクトマネジメント計画書:プロジェクトの実行,監視,及び終結する方法を明確にした文書。プロジェクト発足時に,プロジェクトマネージャが作成する。
よって,ウである。
解答
ウ
ITパスポート 令和2年度 問42
情報システム開発の詳細設計が終了し,プログラミングを外部のベンダに委託することにした。仕様,成果物及び作業の範囲を明確に定義した上で,プログラミングを委託先に請負契約で発注することにした。発注元のプロジェクトマネージャのマネジメント活動として,最も適切なものはどれか。
ア | 委託先に定期的な進捗報告を求めるとともに,完成したプログラムの品質を確認する。 |
イ | 委託先の作業内容を詳細に確認し,生産性の低い要員の交代を指示する。 |
ウ | 委託先の作業場所で,要員の出退勤を管理し,稼働状況を確認する。 |
エ | 委託先の要員に余力がある場合,仕様変更に伴うプログラミングの作業を担当者に直接指示する。 |
解説
請負契約:委託先が委託元から請け負った仕事を期日までに完成させることを約束して,委託元がその仕事の成果物に対して対価を払う契約
ア | 委託先に定期的な進捗報告を求めるとともに,完成したプログラムの品質を確認する。(正解) |
イ | 委託先が,作業内容を詳細に確認し,生産性の低い要員の交代を指示する。 |
ウ | 委託先が,要員の出退勤を管理し,稼働状況を確認する。 |
エ | 委託先が,仕様変更に伴うプログラミングの作業を担当者に直接指示する。 |
解答
ア
ITパスポート 平成31年度春期 問45
受託しているシステム開発プロジェクトの期間が半分を経過した時点で,委託元から開発中のシステムへの機能追加の依頼があった。プロジェクトマネージャの行動として,最も適切なものはどれか。
ア | 依頼を受け入れ,予算や要員を確保する。 |
イ | 期間の半分を経過した時点での変更は一般的に受け入れられないことを理由に,依頼を断る。 |
ウ | コストやスケジュールなどへの影響を勘案し,変更管理の手順に従う。 |
エ | プロジェクトスコープだけに影響するので,速やかにスコープのベースラインを更新する。 |
解説
システムへの機能追加は,コストやスケジュールなどのプロジェクト全体に影響を与える。
よって,ウである。
解答
ウ
ITパスポート 平成29年度秋期 問43
ある企業におけるシステム開発プロジェクトの進捗に遅れが出始めている。遅れを解消させるために,プロジェクトリーダが,計画されていた作業手順の一部について省略することをプロジェクトメンバに提案した。プロジェクトメンバの意見は,やむを得ないという意見と品質が低下するので反対という意見に分かれた。プロジェクトの品質確保の観点から,プロジェクトリーダとして採るべき対応のうち,最も適切なものはどれか。
ア | 品質低下に対する具体的な対策をプロジェクト内で検討して,プロジェクトとしての合意を形成する。 |
イ | プロジェクトメンバの中のスキルが高い人の多数決によって提案の採否を決定する。 |
ウ | プロジェクトリーダが一番経験豊富なので,プロジェクトリーダの提案を採用する。 |
エ | プロジェクトリーダの提案に賛同できないプロジェクトメンバを交替させる。 |
解説
プロジェクトに問題が発生した場合は,プロジェクトマネージャや一部のメンバで決定するのではなく,具体的な対策をプロジェクト内で検討して,プロジェクトとしての合意を形成する必要がある。
よって,アである。
解答
ア
ITパスポート 平成28年度春期 問40
システム開発プロジェクトのテスト工程において,各担当者が報告書をチームリーダに提出し,チームリーダがそれらの内容をまとめてプロジェクトマネージャに報告している。次の報告ルールを定めているとき,チームリーダの報告として適切なものはどれか。
〔報告ルール〕
・ | 各担当者は,担当する機能のテストの進捗率を報告書に記載する。 |
・ | 各担当者は,遅れがあるときに,その原因と対策内容を報告書に記載する。 |
・ | チームリーダは,各担当者の進捗率の適切さを確認した後,それらを集約して全体の進捗率を求め,計画との差異,今後の見通しを報告書に記載する。 |
・ | チームリーダは,遅れがあるときに,担当者にヒアリングを行い,原因と対策内容の妥当性を確認する。また,他チームへの影響を分析し,対応策と期限を報告書に記載する。 |
ア | 進捗に遅れのある担当者の報告だけを報告する。 |
イ | 担当者の報告を一覧化したものだけを報告する。 |
ウ | 担当者の報告を集約し,進捗に遅れがあるときはチームリーダの見解を加える。 |
エ | チームリーダの期待する進捗に合わせて担当者の進捗率を補正する。 |
解説
ア | 各担当者は,担当する機能のテストの進捗率を報告書に記載する。 |
イ | チームリーダは,各担当者の進捗率の適切さを確認した後,それらを集約して全体の進捗率を求め,計画との差異,今後の見通しを報告書に記載する。 |
ウ | 担当者の報告を集約し,進捗に遅れがあるときはチームリーダの見解を加える。(正解) |
エ | 担当者の進捗率を補正する報告ルールはない。 |
解答
ウ