ITパスポート講座
★ 猫本 8-04 ソフトウェア開発手法(その2) ★
ITパスポート 令和2年度 問37
開発対象のソフトウェアを,比較的短い期間で開発できる小さな機能の単位に分割しておき,各機能の開発が終了するたびにそれをリリースすることを繰り返すことで,ソフトウェアを完成させる。一つの機能の開発終了時に,次の開発対象とする機能の優先順位や内容を見直すことで,ビジネス環境の変化や利用者からの要望に対して,迅速に対応できることに主眼を置く開発手法はどれか。
ア | アジャイル |
イ | ウォータフォール |
ウ | 構造化 |
エ | リバースエンジニアリング |
解説
(頭の準備体操)
アジャイル開発:短い開発工程を何度も繰り返し,迅速かつ段階的に完成度を高める開発手法。変化するビジネス環境や利用者の要望を素早く取り入れる。
ア | 「ドキュメントの作成よりもソフトウェアの作成を優先し,変化する顧客の要望を素早く取り入れることができる。」(FE01.2.49)(正解) |
イ | 「開発工程ごとの実施すべき作業が全て完了してから次の工程に進む。」(IP28.2.46) |
ウ | プログラムの作成において,「三つの基本構造"順次・選択・繰返し"で記述する。」(FE13.2.52) |
エ | 「プログラムを解析することで,ソフトウェアの仕様を調査して設計情報を抽出する。」(IP02.2.51) |
解答
ア
ITパスポート 令和元年度秋期 問52
アジャイル開発において,短い間隔による開発工程の反復や,その開発サイクルを表す用語として,最も適切なものはどれか。
ア | イテレーション |
イ | スクラム |
ウ | プロトタイピング |
エ | ペアプログラミング |
解説
(頭の準備体操)
アジャイル開発における開発サイクル:XP(エクストリームプログラミング)では「イテレーション」,スクラム開発では「スプリント」
ア | XP(エクストリームプログラミング)における短期間の開発サイクル(正解) |
イ | アジャイル開発の開発手法の一つ。「複雑で変化の激しい問題に対応するためのシステム開発のフレームワークであり,反復的かつ漸進的な手法として定義したものである。」(IP01.2.40) |
ウ | 試作品。「ユーザの要求を理解するために作成する簡易なソフトウェア」(IP28.1.49) |
エ | 「品質の向上や知識の共有を図るために,2人のプログラマがペアとなり,その場で相談したりレビューしたりしながら,一つのプログラムの開発を行う。」(AP26.2.49) |
解答
ア
ITパスポート 令和元年度秋期 問49
アジャイル開発の特徴として,適切なものはどれか。
ア | 各工程間の情報はドキュメントによって引き継がれるので,開発全体の進捗が把握しやすい。 |
イ | 各工程でプロトタイピングを実施するので,潜在している問題や要求を見つけ出すことができる。 |
ウ | 段階的に開発を進めるので,最後の工程で不具合が発生すると,遡って修正が発生し,手戻り作業が多くなる。 |
エ | ドキュメントの作成よりもソフトウェアの作成を優先し,変化する顧客の要望を素早く取り入れることができる。 |
解説
(頭の準備体操)
アジャイル開発:短い開発工程を何度も繰り返し,迅速かつ段階的に完成度を高める開発手法。変化するビジネス環境や利用者の要望を素早く取り入れる。
ア | ウォータフォールモデル |
イ | プロトタイピングモデル |
ウ | ウォータフォールモデル |
エ | アジャイル開発(正解) |
解答
エ
ITパスポート 平成31年度春期 問47
アジャイル開発の特徴として,適切なものはどれか。
ア | 大規模なプロジェクトチームによる開発に適している。 |
イ | 設計ドキュメントを重視し,詳細なドキュメントを作成する。 |
ウ | 顧客との関係では,協調よりも契約交渉を重視している。 |
エ | ウォータフォール開発と比較して,要求の変更に柔軟に対応できる。 |
解説
(頭の準備体操)
アジャイル開発:短い開発工程を何度も繰り返し,迅速かつ段階的に完成度を高める開発手法。変化するビジネス環境や利用者の要望を素早く取り入れる。
ア | 大規模なプロジェクトチームによる開発に適している。 |
イ | 「ドキュメントの作成よりもソフトウェアの作成を優先し,変化する顧客の要望を素早く取り入れることができる。」(IP01.2.49) |
ウ | 顧客との関係では,協調・契約交渉とも重視している。 |
エ | ウォータフォール開発と比較して,要求の変更に柔軟に対応できる。(正解) |
解答
エ
ITパスポート 令和3年度 問51
アジャイル開発を実施している事例として,最も適切なものはどれか。
ア | AIシステムの予測精度を検証するために,開発に着手する前にトライアルを行い,有効なアルゴリズムを選択する。 |
イ | IoTの様々な技術を幅広く採用したいので,技術を保有するベンダに開発を委託する。 |
ウ | IoTを採用した大規模システムの開発を,上流から下流までの各工程における完了の承認を行いながら順番に進める。 |
エ | 分析システムの開発において,分析の精度の向上を図るために,固定された短期間のサイクルを繰り返しながら分析プログラムの機能を順次追加する。 |
解説
アジャイル開発:短い開発工程を何度も繰り返し,迅速かつ段階的に完成度を高める開発手法。変化するビジネス環境や利用者の要望を素早く取り入れる。
ア | PoC(Proof Of Concept:概念実証) |
イ | アウトソーシング(外部委託) |
ウ | ウォータフォールモデル |
エ | アジャイル開発(正解) |
解答
エ
ITパスポート 令和3年度 問48
既存のプログラムを,外側から見たソフトウェアの動きを変えずに内部構造を改善する活動として,最も適切なものはどれか。
ア | テスト駆動開発 |
イ | ペアプログラミング |
ウ | リバースエンジニアリング |
エ | リファクタリング |
解説
(頭の準備体操)
リファクタリング:「プログラムの振る舞いを変えずに,プログラムの内部構造を改善することである。」(R04.1.38)
ア | 「動作するソフトウェアを迅速に開発するために,テストケースを先に設定してから,プログラムをコーディングする。」(FE29.2.50) |
イ | 「ソフトウェアの品質を高めるために,2人のプログラマが協力して,一つのプログラムをコーディングする。」(FE29.2.50) |
ウ | 「プログラムを解析することで,ソフトウェアの仕様を調査して設計情報を抽出する。」(IP02.2.51) |
エ | 「ソフトウェアの保守性を高めるために,外部仕様を変更することなく,プログラムの内部構造を変更する。」(FE29.2.50)(正解) |
解答
エ
ITパスポート 令和4年度 問38
XP(エクストリームプログラミング)の説明として,最も適切なものはどれか。
ア | テストプログラムを先に作成し,そのテストに合格するようにコードを記述する開発手法のことである。 |
イ | 一つのプログラムを2人のプログラマが,1台のコンピュータに向かって共同で開発する方法のことである。 |
ウ | プログラムの振る舞いを変えずに,プログラムの内部構造を改善することである。 |
エ | 要求の変化に対応した高品質のソフトウェアを短いサイクルでリリースする,アジャイル開発のアプローチの一つである。 |
解説
(頭の準備体操)
XP(エクストリームプログラミング):アジャイル開発のアプローチの一つ。その他に,スクラムなどがある。
ア | テスト駆動開発 |
イ | ペアプログラミング |
ウ | リファクタリング |
エ | XP(エクストリームプログラミング)(正解) |
解答
エ
ITパスポート 令和元年度秋期 問40
アジャイル開発の方法論であるスクラムに関する記述として,適切なものはどれか。
ア | ソフトウェア開発組織及びプロジェクトのプロセスを改善するために,その組織の成熟度レベルを段階的に定義したものである。 |
イ | ソフトウェア開発とその取引において,取得者と供給者が,作業内容の共通の物差しとするために定義したものである。 |
ウ | 複雑で変化の激しい問題に対応するためのシステム開発のフレームワークであり,反復的かつ漸進的な手法として定義したものである。 |
エ | プロジェクトマネジメントの知識を体系化したものであり,複数の知識エリアから定義されているものである。 |
解説
(頭の準備体操)
スクラム:アジャイル開発のアプローチの一つ。その他に,XP(エクストリームプログラミング)などがある。
ア | CMMI |
イ | 共通フレーム(SLCP) |
ウ | スクラム(正解) |
エ | PMBOK |
解答
ウ