ITパスポート講座
★ 猫本 6-01 データベースとデータ操作(その1) ★
ITパスポート 令和3年度 問75
情報システムに関する機能a~dのうち,DBMSに備わるものを全て挙げたものはどれか。
a. アクセス権管理
b. 障害回復
c. 同時実行制御
d. ファイアウォール
ア | a,b,c |
イ | a,d |
ウ | b,c |
エ | c,d |
解説
(頭の準備体操)
データベース管理システ(DBMS:DataBase Management System):複数の利用者で大量データを共同利用できるように管理するソフトウェア
DBMSの主な機能
・定義機能:データベース,表などの定義
・操作機能:データの検索,追加,更新,削除など
・制御機能:同時実行制御(排他制御)など
・障害回復機能:データベースの障害回復など
・機密保護機能:ユーザ認証,アクセス権管理など
ア | アクセス権管理:データベースのデータに対する利用者のアクセス権限を管理する。 |
イ | 障害回復:データベースにおけるトランザクション障害や媒体障害等に対して,ロールフォワードやロールバックなどを用いて障害を回復させる。 |
ウ | 同時実行制御(排他制御):「複数のプログラムが同一のデータを同時にアクセスしたときに,データの不整合が生じないようにする。」(IP01.2.64) |
エ | ファイアウォール:「インターネットからの不正アクセスを防ぐことを目的として,インターネットと内部ネットワークの間に設置する仕組み」(IP21.1.74)。不正アクセスの防止を目的に,通信機器(ルータなど)に備わっている機能である。 |
よって,アである。
解答
ア
ITパスポート 令和2年度 問64
データ処理に関する記述a~cのうち,DBMSを導入することによって得られる効果だけを全て挙げたものはどれか。
a. | 同じデータに対して複数のプログラムから同時にアクセスしても,一貫性が保たれる。 |
b. | 各トランザクションの優先度に応じて,処理する順番をDBMSが決めるので,リアルタイム処理の応答時間が短くなる。 |
c. | 仮想記憶のページ管理の効率が良くなるので,データ量にかかわらずデータへのアクセス時間が一定になる。 |
ア | a |
イ | a,c |
ウ | b |
エ | b,c |
解説
(頭の準備体操)
DBMSの主な機能
・定義機能:データベース,表などの定義
・操作機能:データの検索,追加,更新,削除など
・制御機能:同時実行制御(排他制御)など
・障害回復機能:データベースの障害回復など
・機密保護機能:ユーザ認証,アクセス権管理など
a. | 同じデータに対して複数のプログラムから同時にアクセスしても,一貫性が保たれる。 |
b. | 各トランザクションの優先度に応じて,処理する順番をOSが決める。 |
c. | 仮想記憶のページ管理は,OSが行う。 |
よって,アである。
解答
ア
ITパスポート 平成28年度秋期 問77
次のa~dのうち,DBMSに備わる機能として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a. ウイルスチェック
b. データ検索・更新
c. テーブルの正規化
d. 同時実行制御
ア | a,b,c |
イ | a,c |
ウ | b,c,d |
エ | b,d |
解説
(頭の準備体操)
DBMSの主な機能
・定義機能:データベース,表などの定義
・操作機能:データの検索,追加,更新,削除など
・制御機能:同時実行制御(排他制御)など
・障害回復機能:データベースの障害回復など
・機密保護機能:ユーザ認証,アクセス権管理など
ア | ウイルスチェックの機能は備わっていない。ウイルス対策ソフトなどを導入する必要がある。 |
イ | データベース操作機能:データ検索や追加,更新,削除などを行う。 |
ウ | テーブルの正規化の機能は備わっていない。テーブルの正規化を行うのは,システム開発者である。 |
エ | 同時実行制御(排他制御):「複数のプログラムが同一のデータを同時にアクセスしたときに,データの不整合が生じないようにする。」(IP01.2.64) |
よって,エである。
解答
エ
ITパスポート 令和4年度 問83
データを行と列から成る表形式で表すデータベースのモデルはどれか。
ア | オブジェクトモデル |
イ | 階層モデル |
ウ | 関係モデル |
エ | ネットワークモデル |
解説
(頭の準備体操)
関係モデル:データを表として表現するモデル
よって,ウである。
解答
ウ
ITパスポート 平成31年度春期 問95
関係データベースの操作を行うための言語はどれか。
ア | FAQ |
イ | SQL |
ウ | SSL |
エ | UML |
解説
(頭の準備体操)
SQL(Structured Query Language):「関係データベースの操作を行うための言語」(IP31.1.95)
ア | FAQ(Frequently Asked Questions):よくあるご質問とそれに対する回答 |
イ | SQL(Structured Query Language):「関係データベースの操作を行うための言語」(IP31.1.95)(正解) |
ウ | SSL(Secure Socket Layer):「WebブラウザとWebサーバ間の通信を暗号化する。」(IP23.2.79) |
エ | UML(Unified Modeling Language):「業務の流れを,図式的に記述したもの」(Ip22.1.29) |
解答
イ