ITパスポート講座
★ 猫本 5-08 デジタル署名と認証局(その1) ★
※令和4年度の問題より,表記が「ディジタル」から「デジタル」へ変更されたため統一
ITパスポート 平成28年度秋期 問55改
PKIにおいて,デジタル署名をした電子メールに関する記述として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a. 送信者が本人であるかを受信者が確認できる。
b. 電子メールが途中で盗み見られることを防止できる。
c. 電子メールの内容が改ざんされていないことを受信者が確認できる。
ア | a,b |
イ | a,c |
ウ | b,c |
エ | a,b,c |
解説
デジタル署名:「デジタル文書の正当性を保証するために付けられる暗号化された情報」(IP29.1.61)
デジタル署名でわかること
・送信者が本人であることを受信者が確認できる(真正性)。
・電子文書の内容が改ざんされていないことを受信者が確認できる(完全性)。
よって,イである。
解答
イ
ITパスポート 令和4年度 問70
電子メールにデジタル署名を付与することによって得られる効果だけを全て挙げたものはどれか。
a. 可用性が向上する。
b. 完全性が向上する。
c. 機密性が向上する。
ア | a,b |
イ | a,c |
ウ | b |
エ | b,c |
解説
デジタル署名:「デジタル文書の正当性を保証するために付けられる暗号化された情報」(IP29.1.61)
デジタル署名でわかること
・送信者が本人であることを受信者が確認できる(真正性)。
・電子文書の内容が改ざんされていないことを受信者が確認できる(完全性)。
よって,ウである。
解答
ウ
ITパスポート 令和元年度秋期 問85改
電子メールの内容が改ざんされていないことの確認に利用するものはどれか。
ア | IMAP |
イ | SMTP |
ウ | 情報セキュリティポリシ |
エ | デジタル署名 |
解説
デジタル署名:「デジタル文書の正当性を保証するために付けられる暗号化された情報」(IP29.1.61)
デジタル署名でわかること
・送信者が本人であることを受信者が確認できる(真正性)。
・電子文書の内容が改ざんされていないことを受信者が確認できる(完全性)。
ア | IMAP(Internet Message Access Protocol):「PCで電子メールを読むときに,PCにメールをサーバからダウンロードするのではなくサーバ上で保管し管理する。未読管理やメールの削除やフォルダの振分け状態などが会社や自宅にあるどのPCからも同一に見えるようにできるメールプロトコル」(IP25.1.84) |
イ | SMTP(Simple Mail Transfer Protocol):「利用者のPCから電子メールを送信するときや,メールサーバ間で電子メールを転送するときに使われるプロトコル」(IP19.2.55) |
ウ | 組織内の情報セキュリティを確保するための方針や体制,対策などを包括的に定めた文書 |
エ | 「デジタル文書の正当性を保証するために付けられる暗号化された情報」(IP29.1.61改)(正解) |
解答
エ
ITパスポート 平成31年度春期 問100改
電子商取引において,注文した事実やその内容について否認されることを防止するために,取引の相手に実施を依頼することとして,最も適切なものはどれか。
ア | 相手が取引に使用するPCには,OSのログインパスワードを設定してもらう。 |
イ | 相手のイントラネット内のウイルス対策を行ってもらう。 |
ウ | 注文データにデジタル署名を付与してもらう。 |
エ | 注文データを暗号化してから送ってもらう。 |
解説
デジタル署名:「デジタル文書の正当性を保証するために付けられる暗号化された情報」(IP29.1.61)
デジタル署名でわかること
・送信者が本人であることを受信者が確認できる(真正性)。
・電子文書の内容が改ざんされていないことを受信者が確認できる(完全性)。
よって,ウである。
解答
ウ
ITパスポート 令和元年度秋期 問93改
デジタル署名やブロックチェーンなどで利用されているハッシュ関数の特徴に関する,次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
ハッシュ関数によって,同じデータは,【 a 】ハッシュ値に変換され,変換後のハッシュ値から元のデータを復元することが【 b 】。

解説
ハッシュ関数:入力されたデータから固定長のビット列を生成する一方向関数。一方向とは,生成したビット列から元のデータを復元できないこと。
ハッシュ関数によって,同じデータは,【常に同じ】ハッシュ値に変換され,変換後のハッシュ値から元のデータを復元することが【できない】。
よって,ウである。
解答
ウ