ITパスポート講座

★　猫本　5-06　ネットワークセキュリティ(その1)　★

※令和4年度の問題より，表記が「ディジタル」から「デジタル」へ変更されたため統一

ITパスポート　平成29年度秋期　問85

VPNの説明として，適切なものはどれか。

ア	アクセスポイントを経由せず，端末同士が相互に通信を行う無線ネットワーク
イ	オフィス内やビル内など，比較的狭いエリアに構築されるネットワーク
ウ	公衆ネットワークなどを利用して構築された，専用ネットワークのように使える仮想的なネットワーク
エ	社内ネットワークなどに接続する前に，PCのセキュリティ状態を検査するために接続するネットワーク

解説

(頭の準備体操)

VPN(Virtual Private Network)：専用線のように使用できる仮想的なネットワーク

・インターネットVPN：インターネットを使用するVPN

・IP-VPN：通信事業者の独自ネットワーク(閉域網)を使用するVPN

ア	アドホック
イ	LAN(Local Area Network)
ウ	VPN(Virtual Private Network)(正解)
エ	検疫ネットワーク

解答
ウ

ITパスポート　平成31年度春期　問79

次の記述a～cのうち，VPNの特徴として，適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

a.	アクセスポイントを経由しないで，端末同士が相互に無線通信を行うことができる。
b.	公衆ネットワークなどを利用するが，あたかも自社専用ネットワークのように使うことができる。
c.	ネットワークに接続することによって，PCのセキュリティ状態を検査することができる。

ア	a
イ	a，c
ウ	b
エ	c

解説

(頭の準備体操)

VPN(Virtual Private Network)：専用線のように使用できる仮想的なネットワーク

・インターネットVPN：インターネットを使用するVPN

・IP-VPN：通信事業者の独自ネットワーク(閉域網)を使用するVPN

a.	アドホック
b.	VPN(Virtual Private Network)
c.	検疫ネットワーク

よって，ウである。

解答
ウ

ITパスポート　平成28年度秋期　問57

通信事業者が構築したネットワークを利用し，インターネットで用いられているのと同じネットワークプロトコルによって，契約者の拠点間だけを専用線のようにセキュリティを確保して接続するWANサービスはどれか。

ア	DHCP
イ	IP-VPN
ウ	ISDN
エ	VLAN

解説

(頭の準備体操)

VPN(Virtual Private Network)：専用線のように使用できる仮想的なネットワーク

・インターネットVPN：インターネットを使用するVPN

・IP-VPN：通信事業者の独自ネットワーク(閉域網)を使用するVPN

ア	DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)：「IPアドレスの設定を自動化するためのプロトコルである。」(FE23.2.39)
イ	IP-VPN(IP Virtual Private Network)：通信事業者の独自ネットワーク(閉域網)を使用するVPN(正解)
ウ	ISDN(Integrated Services Digital Network)：1つの回線契約で電話とFAXやデータ通信の同時利用が可能なデジタル通信網
エ	VLAN(Virtual LAN)：スイッチなどのネットワーク機器を使用して，一つのLANから複数の仮想的なLANを作る，逆に複数のLANから一つの仮想的なLANを作る技術

解答
イ

ITパスポート　令和2年度　問78

通信プロトコルとしてTCP/IPを用いるVPNには，インターネットを使用するインターネットVPNや通信事業者の独自ネットワークを使用するIP-VPNなどがある。インターネットVPNではできないが，IP-VPNではできることはどれか。

ア	IP電話を用いた音声通話
イ	帯域幅などの通信品質の保証
ウ	盗聴，改ざんの防止
エ	動画の配信

解説

(頭の準備体操)

VPN(Virtual Private Network)：専用線のように使用できる仮想的なネットワーク

・インターネットVPN：インターネットを使用するVPN

・IP-VPN：通信事業者の独自ネットワーク(閉域網)を使用するVPN

IP-VLANは，通信事業者の独自ネットワーク(閉域網)を使用しているため，帯域幅などの通信品質が保証されている。

よって，イである。

※帯域保障：回線の混雑などの利用状況に関係なく，通信速度が保証されていること

解答
イ