ITパスポート講座
★ 猫本 4-02 無線LAN(その1) ★
ITパスポート 令和2年度 問88
無線LANに関する記述のうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a. 使用する暗号化技術によって,伝送速度が決まる。
b. 他の無線LANとの干渉が起こると,伝送速度が低下したり通信が不安定になったりする。
c. 無線LANでTCP/IPの通信を行う場合,IPアドレスの代わりにESSIDが使われる。
ア | a,b |
イ | b |
ウ | b,c |
エ | c |
解説
(頭の準備体操)
無線LAN:盗聴対策が必要である。電波干渉を受ける場合がある。
a. | 暗号化技術と伝送速度とは関係ない。 |
b. | 他の無線LANとの干渉が起こると,伝送速度が低下したり通信が不安定になったりする。(正解) |
c. | IPアドレス:ネットワークにおいて通信相手を識別する番号。有線LAN・無線LANに関係なく,コンピュータに割り当てる。 ESSID:「無線のネットワークを識別する文字列」(IP29.1.85)。無線LANのアクセスポイントに割り当てる。 |
解答
イ
ITパスポート 令和元年度秋期 問77
無線LANに関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | アクセスポイントの不正利用対策が必要である。 |
イ | 暗号化の規格はWPA2に限定されている。 |
ウ | 端末とアクセスポイント間の距離に関係なく通信できる。 |
エ | 無線LANの規格は複数あるが,全て相互に通信できる。 |
解説
(頭の準備体操)
無線LAN:盗聴対策が必要である。電波干渉を受ける場合がある。
ア | アクセスポイントの不正利用対策が必要である。(正解) |
イ | 暗号化の規格にはWPA2ほか,WPA3などがある。 |
ウ | アクセスポイントから離れると通信できなくなる。 |
エ | 無線LANの規格は複数あるが,相互に通信できないものもある。 |
(参考)
無線LANの規格 | 通信速度(最大) | 周波数帯 |
IEEE802.11b | 11Mpbs | 2.4GHz帯 |
IEEE802.11g | 54Mpbs | 2.4GHz帯 |
IEEE802.11a | 54Mpbs | 5GHz帯 |
IEEE802.11n(Wi-Fi4) | 600Mpbs | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
IEEE802.11ac(Wi-Fi5) | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
IEEE802.11ax(Wi-Fi6) | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
解答
ア
ITパスポート 平成30年度秋期 問96
無線LANで利用されている周波数帯の2.4GHz帯,5GHz帯に関する記述として,適切なものはどれか。
ア | 2.4GHz帯と5GHz帯は,同じ室内では同時に使用できない。 |
イ | 2.4GHz帯は,5GHz帯と比べると障害物に強く電波が届きやすい。 |
ウ | 2.4GHz帯はWPA2の暗号化通信に対応しているが,5GHz帯は対応していない。 |
エ | 2.4GHz帯は家電製品の電波干渉を受けないが,5GHz帯は電波干渉を受ける。 |
解説
(頭の準備体操)
無線LAN:盗聴対策が必要である。電波干渉を受ける場合がある。
ア | 2.4GHz帯と5GHz帯は,同じ室内でも同時に使用できる。 |
イ | 2.4GHz帯は,5GHz帯と比べると障害物に強く電波が届きやすい。(正解) |
ウ | 2.4GHz帯・5GHz帯ともWPA2の暗号化通信に対応している。 |
エ | 5GHz帯は家電製品の電波干渉を受けないが,2.4GHz帯は電波干渉を受ける。 |
(参考)
2.4GHz帯:障害物に強い,電波干渉に弱い
5GHz帯 :障害物に弱い,電波干渉に強い
解答
イ
ITパスポート 令和4年度 問62
アドホックネットワークの説明として,適切なものはどれか。
ア | アクセスポイントを経由せず,端末同士が相互に通信を行う無線ネットワーク |
イ | インターネット上に,セキュリティが保たれたプライベー卜な環境を実現するネットワーク |
ウ | サーバと,そのサーバを利用する複数台のPCをつなぐ有線ネットワーク |
エ | 本店と支店など,遠く離れた拠点間を結ぶ広域ネットワーク |
解説
(頭の準備体操)
アドホックモード:「アクセスポイントが無くても1対1でなら通信できる動作モードがある。」(IP26.1.81)
ア | アドホックネットワーク(正解) |
イ | VPN(Virtual Private Network) |
ウ | 有線LAN |
エ | WAN(Wide Area Network) |
解答
ア