ITパスポート講座
★ 猫本 4-01 ネットワークの構成(その3) ★
※令和4年度の問題より,表記が「ディジタル」から「デジタル」へ変更されたため統一
ITパスポート 令和2年度 問77
IP電話で使用されている技術に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | インターネットだけでなく,企業内LANのような閉じたネットワーク上にも構築することができる。 |
イ | 音声をIPパケットに変換する技術としてIP-VPNを使用している。 |
ウ | 公衆電話網への発信を行うことはできない。 |
エ | 利用するにはISDN回線が引かれていることが前提となる。 |
解説
(頭の準備体操)
IP電話:IP(Internet Protocol:インターネット・プロトコル)を利用した電話サービス
VoIP(Voice over Internet Protocol):音声をパケット化することで,IP上で音声を送受信する技術
ア | インターネットだけでなく,企業内LANのような閉じたネットワーク上にも構築することができる。(正解) |
イ | 音声をIPパケットに変換する技術としてVoIPを使用している。 |
ウ | 公衆電話網への発信もできる。 IP電話-(VoIPゲートウェイ)-公衆電話網 VoIPゲートウェイ:音声とIPパケットを相互変換する。 |
エ | インターネット回線を使用するので,ISDN回線は不要である。 |
解答
ア
ITパスポート 平成31年度春期 問83
PoEの説明として,適切なものはどれか。
ア | LANケーブルを使って電力供給する技術であり,電源コンセントがない場所に無線LANのアクセスポイントを設置する場合などで利用される。 |
イ | 既設の電気配線を利用してLANを構築できる技術であり,新たにLANケーブルを敷設しなくてもよい。 |
ウ | グローバルアドレスとプライベートアドレスを自動的に変換して転送する技術であり,社内LANとインターネットとの境界部で使われる。 |
エ | 通信速度や通信モードを自動判別する技術であり,異なるイーサネット規格が混在しているLAN環境で,ネットワーク機器の最適な通信設定を自動的に行える。 |
解説
(頭の準備体操)
PoE(Power over Ethernet):LANケーブルを通して給電する技術
ア | PoE(正解) |
イ | PLC(Power Line Communication) |
ウ | NAT(Network Address Translation) |
エ | オートネゴシエーション |
解答
ア
ITパスポート 平成28年度春期 問71
ネットワークの交換方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | 回線交換方式では,通信利用者間で通信経路を占有するので,接続速度や回線品質の保証を行いやすい。 |
イ | 回線交換方式はメタリック線を使用するので,アナログ信号だけを扱える。 |
ウ | パケット交換方式は,複数の端末で伝送路を共有しないので,通信回線の利用効率が悪い。 |
エ | パケット交換方式は無線だけで利用でき,回線交換方式は有線だけで利用できる。 |
解説
(頭の準備体操)
回線交換方式:1対1で通信経路を占有して通信を行う方式
パケット交換方式:複数の端末で通信経路を共有して通信を行う方式
ア | 回線交換方式では,通信利用者間で通信経路を占有するので,接続速度や回線品質の保証を行いやすい。 (正解) |
イ | 回線交換方式は,メタリック線だけでなく光ファイバなども使用するため,アナログ信号だけでなくデジタル信号も扱える。 |
ウ | パケット交換方式は,複数の端末で伝送路を共有するので,通信回線の利用効率が良い。 |
エ | 両方式とも,無線だけでなく有線でも利用できる。 |
解答
ア
ITパスポート 平成30年度春期 問58
ハブと呼ばれる集線装置を中心として,放射状に複数の通信機器を接続するLANの物理的な接続形態はどれか。
ア | スター型 |
イ | バス型 |
ウ | メッシュ型 |
エ | リング型 |
解説
(頭の準備体操)
ハブ:複数の通信機器を放射状(スター型)に接続する集線装置
ア | ハブと呼ばれる集線装置を中心として,放射状に複数の通信機器を接続する形態(正解) |
イ | 1本の伝送路(幹線)に複数の通信機器を接続する形態 |
ウ | 網状の伝送路に複数の通信機器を接続する形態 |
エ | 環状の伝送路に複数の通信機器を接続する形態 |
解答 ア
ITパスポート 平成28年度秋期 問63
イントラネットの説明として,適切なものはどれか。
ア | インターネットの技術を利用して構築された組織内ネットワーク |
イ | 社外の誰もが自由に接続可能な社内ネットワーク |
ウ | 複数の企業間で電子商取引を行うために構築されたネットワーク |
エ | 無線を使わずに有線だけで構成されたネットワーク |
解説
(頭の準備体操)
イントラネット:インターネットの技術を利用した組織内ネットワーク
ア | インターネットの技術を利用して構築された組織内ネットワーク(正解) |
イ | 社内(組織内)に閉じたネットワーク。社外から接続できない。 |
ウ | イントラネット同士を相互に接続したネットワークは,エクストラネットである。 |
エ | 有線,無線を問わず構成できる。 |
解答
ア