ITパスポート講座
★ 猫本 3-02 システム構成(その2) ★
※令和4年度の問題より,表記が「ディジタル」から「デジタル」へ変更されたため統一
ITパスポート 令和元年度秋期 問74
サーバ仮想化の特長として,適切なものはどれか。
ア | 1台のコンピュータを複数台のサーバであるかのように動作させることができるので,物理的資源を需要に応じて柔軟に配分することができる。 |
イ | コンピュータの機能をもったブレードを必要な数だけ筐体に差し込んでサーバを構成するので,柔軟に台数を増減することができる。 |
ウ | サーバを構成するコンピュータを他のサーバと接続せずに利用するので,セキュリティを向上させることができる。 |
エ | サーバを構成する複数のコンピュータが同じ処理を実行して処理結果を照合するので,信頼性を向上させることができる。 |
解説
(頭の準備体操)
サーバ仮想化:「1台のコンピュータを論理的に分割し,それぞれで独立したOSとアプリケーションソフトを実行させ,あたかも複数のコンピュータが同時に稼働しているかのように見せる技術」(IP30.1.62)
ア | 「サーバ仮想化」の特徴(正解) |
イ | 「ブレードサーバ」の特徴 |
ウ | 「スタンドアロン」の特徴 |
エ | 「デュアルシステム」の特徴 |
解答
ア
ITパスポート 平成30年度春期 問62
1台のコンピュータを論理的に分割し,それぞれで独立したOSとアプリケーションソフトを実行させ,あたかも複数のコンピュータが同時に稼働しているかのように見せる技術として,最も適切なものはどれか。
ア | NAS |
イ | 拡張現実 |
ウ | 仮想化 |
エ | マルチブート |
解説
(頭の準備体操)
サーバ仮想化:「1台のコンピュータを複数台のサーバであるかのように動作させることができるので,物理的資源を需要に応じて柔軟に配分することができる。」(IP01.2.74)
ア | NAS(Network Attached Storage):「LANに直接接続して使用するファイルサーバ専用機」(IP24.1.74) |
イ | 「実際の環境を捉えているカメラ映像などに,コンピュータが作り出す情報を重ね合わせて表示する技術」(IP28.1.100) |
ウ | 「1台のコンピュータを複数台のサーバであるかのように動作させることができるので,物理的資源を需要に応じて柔軟に配分することができる。」(IP01.2.74)(正解) |
エ | 「1台のPCに複数のOSをインストールしておき,起動時にOSを選択できる。」(IP25.2.70) |
解答 ウ
ITパスポート 令和4年度 問99
1台の物理的なコンピュータ上で,複数の仮想サーバを同時に動作させることによって得られる効果に関する記述a~cのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a. 仮想サーバ上で,それぞれ異なるバージョンのOSを動作させることができ,物理的なコンピュータのリソースを有効活用できる。
b. 仮想サーバの数だけ,物理的なコンピュータを増やしたときと同じ処理能力を得られる。
c. 物理的なコンピュータがもつHDDの容量と同じ容量のデータを,全ての仮想サーバで同時に記録できる。
ア | a |
イ | a,c |
ウ | b |
エ | c |
解説
(頭の準備体操)
サーバ仮想化:「1台のコンピュータを論理的に分割し,それぞれで独立したOSとアプリケーションソフトを実行させ,あたかも複数のコンピュータが同時に稼働しているかのように見せる技術」(IP30.1.62)
a. | 仮想サーバ上で,それぞれ異なるバージョンのOSを動作させることができ,物理的なコンピュータのリソースを有効活用できる。 |
b. | 1台の物理的なコンピュータ上で,複数の仮想サーバの処理を行うため,物理的なコンピュータを増やしたときと比べ処理能力は低くなる。 |
c. | 複数の仮想サーバでHDDをシェアするため,物理的なコンピュータがもつHDDの容量と同じ容量のデータを,全ての仮想サーバで同時に記録することはできない。 |
よって,アである。
解答
ア
ITパスポート 令和2年度 問61
サーバの性能向上策に関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
あるシステムで,処理件数の増加に伴い,サーバの処理時間の増大が問題となっている。サーバの処理性能の向上策として,サーバの台数を増やして並行処理させて対応することを【 a 】という。サーバ自体を高性能のものに交換したり,CPUや主記憶などをより性能の良いものに替えたりなどして対応することを【 b 】という。
解説
(頭の準備体操)
サーバの性能向上策
・スケールアウト:サーバの台数を増やす。
・スケールアップ:サーバ自体の性能を上げる。
あるシステムで,処理件数の増加に伴い,サーバの処理時間の増大が問題となっている。サーバの処理性能の向上策として,サーバの台数を増やして並行処理させて対応することを【スケールアウト】という。サーバ自体を高性能のものに交換したり,CPUや主記憶などをより性能の良いものに替えたりなどして対応することを【スケールアップ】という。
よって,アである。
解答
ア
ITパスポート 令和元年度秋期 問57改
サーバの仮想化技術において,あるハードウェアで稼働している仮想化されたサーバを停止することなく別のハードウェアに移動させ,移動前の状態から引き続きサーバの処理を継続させる技術を何と呼ぶか。
ア | ストリーミング |
イ | デジタルサイネージ |
ウ | プラグアンドプレイ |
エ | ライブマイグレーション |
解説
(頭の準備体操)
ライブマイグレーション:「仮想サーバで稼働しているOSやソフトウェアを停止することなく,他の物理サーバへ移し替える技術である。」(AP30.2.12)
ア | 「動画のデータが全てダウンロードされるのを待たず,一部を読み込んだ段階で再生が始まる。」(IP27.1.76) |
イ | 「交通機関,店頭,公共施設などの場所で,ネットワークに接続したディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するシステム」(IP01.2.90) |
ウ | 「PCに周辺機器を接続すると,デバイスドライバの組込みや設定を自動的に行う。」(IP27.1.82) |
エ | 「仮想サーバで稼働しているOSやソフトウェアを停止することなく,他の物理サーバへ移し替える技術である。」(AP30.2.12)(正解)。 ライブは「生の」,マイグレーションは「移動」の意味 |
解答
エ