基本情報技術者講座
★ 猫本 11-08 知的財産権とセキュリティ関連法規(その1) ★
基本情報技術者 平成28年度春期 問79
著作権法において,保護の対象とならないものはどれか。
ア | インターネットで公開されたフリーソフトウェア |
イ | ソフトウェアの操作マニュアル |
ウ | データベース |
エ | プログラム言語や規約 |
解説
(頭の準備体操)
著作権法の保護対象外:プログラム言語,アルゴリズム(解法),プロトコル(規約),など
よって,エである。
解答
エ
基本情報技術者 平成29年度春期 問79
著作権法によるソフトウェアの保護範囲に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | アプリケーションプログラムは著作権法によって保護されるが,OSなどの基本プログラムは権利の対価がハードウェアの料金に含まれるので,保護されない。 |
イ | アルゴリズムやプログラム言語は,著作権法によって保護される。 |
ウ | アルゴリズムを記述した文書は著作権法で保護されるが,そのアルゴリズムを用いて作成されたプログラムは保護されない。 |
エ | ソースプログラムとオブジェクトプログラムの両方とも著作権法によって保護される。 |
解説
(頭の準備体操)
著作権法の保護対象外:プログラム言語,アルゴリズム(解法),プロトコル(規約),など
ア | アプリケーションプログラムは著作権法によって保護され,OSなどの基本プログラムも著作権法によって保護される。 |
イ | アルゴリズムやプログラム言語は,著作権法によって保護されない。 |
ウ | アルゴリズムを記述した文書は著作権法で保護され,そのアルゴリズムを用いて作成されたプログラムも保護される。 |
エ | ソースプログラムとオブジェクトプログラムの両方とも著作権法によって保護される(正解) 。 |
解答
エ
基本情報技術者 平成31年度春期 問79
著作者人格権に該当するものはどれか。
ア | 印刷,撮影,複写などの方法によって著作物を複製する権利 |
イ | 公衆からの要求に応じて自動的にサーバから情報を送信する権利 |
ウ | 著作物の複製物を公衆に貸し出す権利 |
エ | 自らの意思に反して著作物を変更,切除されない権利 |
解説
(頭の準備体操)
著作権:著作者人格権と著作財産権とに大別される。
ア | 著作財産権(複製権) |
イ | 著作財産権(公衆送信権) |
ウ | 著作財産権(貸与権) |
エ | 著作者人格権(同一性保持権)(正解) |
解答
エ
基本情報技術者 平成28年度秋期 問79
プログラム開発において,法人の発意に基づく法人名義の著作物について,著作権法で規定されているものはどれか。
ア | 就業規則などに特段の取決めがない限り,権利は法人に帰属する。 |
イ | 担当した従業員に権利は帰属するが,法人に譲渡することができる。 |
ウ | 担当した従業員に権利は帰属するが,法人はそのプログラムを使用できる。 |
エ | 法人が権利を取得する場合は,担当した従業員に相当の対価を支払う必要がある。 |
解説
(頭の準備体操)
著作権の帰属:A社に属するBさんが業務でプログラムを作成した場合は,特段の取り決めがない限り,プログラムの著作権はA社にある。
よって,アである。
解答
ア
基本情報技術者 平成30年度春期 午前問79
A社は,B社と著作物の権利に関する特段の取決めをせず,A社の要求仕様に基づいて,販売管理システムのプログラム作成をB社に委託した。この場合のプログラム著作権の原始的帰属はどれか。
ア | A社とB社が話し合って決定する。 |
イ | A社とB社の共有となる。 |
ウ | A社に帰属する。 |
エ | B社に帰属する。 |
解説
(頭の準備体操)
著作権の帰属:A社がB社にプログラム開発を委託した場合は,特段の取り決めがない限り,プログラムの著作権はB社にある。
よって,エである。
解答
エ