基本情報技術者講座
★ 猫本 11-06 品質管理(その2) ★
基本情報技術者 平成30年度秋期 問76・平成29年度春期 問76
連関図法を説明したものはどれか。
ア | 事態の進展とともに様々な事象が想定される問題について,対応策を検討して望ましい結果に至るプロセスを定める方法である。 |
イ | 収集した情報を相互の関連によってグループ化し,解決すべき問題点を明確にする方法である。 |
ウ | 複雑な要因の絡み合う事象について,その事象間の因果関係を明らかにする方法である。 |
エ | 目的・目標を達成するための手段・方策を順次展開し,最適な手段・方策を追求していく方法である。 |
解説
(頭の準備体操)
連関図法:「複雑な要因の絡む問題について,その因果関係を明らかにすることによって,問題の本質を明らかにする手法」(AD14.2.73)
ア | PDPC法 |
イ | 親和図法 |
ウ | 連関図法(正解) |
エ | 系統図法 |
解答
ウ
基本情報技術者 平成30年度春期 午前問76
抜取り検査において,ある不良率のロットがどれだけの確率で合格するかを知ることができるものはどれか。
ア | OC曲線 |
イ | ゴンペルツ曲線 |
ウ | バスタブ曲線 |
エ | ロジスティック曲線 |
解説
(頭の準備体操)
OC曲線:「抜取り検査において,横軸にロットの不良率,縦軸にロットの合格率をとると,ある不良率のロットが合格する確率を知ることができる。不良率が高くなると合格率は下がる。」(AP25.1.74)
ア | 「抜取り検査において,横軸にロットの不良率,縦軸にロットの合格率をとると,ある不良率のロットが合格する確率を知ることができる。不良率が高くなると合格率は下がる。」(AP25.1.74)(正解) |
イ | 「プログラムのテストにおいて,横軸にテスト時間,縦軸に障害累積数をとると,その形状は時間の経過に伴って増加率が次第に高くなり,ある時点以降は増加率が次第に鈍化し,一定の値に漸近していく。」(AP25.1.74) |
ウ | 「横軸に時間,縦軸に故障率をとって経過を記録すると,使用初期は故障が多く,徐々に減少して一定の故障率に落ち着く。更に時間が経過すると再び故障率は増加する。」(AP25.1.74) |
エ | 人口増加や生物の増殖のモデルを表す曲線 |
解答
ア
基本情報技術者 平成28年度秋期 問77
品質管理における検査特性曲線(OC曲線)は,通常,横軸にロットの不良率を,縦軸にロットの合格の確率を目盛ったものである。大きさNのロットから,大きさnのサンプルを抜き取り,このサンプル中に見いだされた不良個数が合格判定個数c以下のときにはロットを合格とし,cを超えたときはロットを不合格とする。
Nとnを一定にしてcを0, 1, 2と替えたときの,OC曲線の変化の傾向を表す図はどれか。


解説
(頭の準備体操)
OC曲線:「抜取り検査において,横軸にロットの不良率,縦軸にロットの合格率をとると,ある不良率のロットが合格する確率を知ることができる。不良率が高くなると合格率は下がる。」(AP25.1.74)
「大きさnのサンプルを抜き取り,このサンプル中に見いだされた不良個数が合格判定個数c以下のときにはロットを合格とし,cを超えたときはロットを不合格とする。」ことから,ロットが合格になるには,
c=0のとき:不良品が許されない。
c=1のとき:不良品が最大1個まで許される。
c=2のとき:不良品が最大2個まで許される。
よって,c=0のときが最も検査が厳しく(合格率が最も低く),C=1,C=2と続く。
これを表しているグラフのはイである(グラフが交わることはない)。
(イメージで解く)
解答
イ