基本情報技術者講座
★ 猫本 11-05 ビジネスインダストリ(その3) ★
基本情報技術者 令和元年度秋期 問70・平成29年度春期 問72
"かんばん方式"を説明したものはどれか。
ア | 各作業の効率を向上させるために,仕様が統一された部品,半製品を調達する。 |
イ | 効率よく部品調達を行うために,関連会社から部品を調達する。 |
ウ | 中間在庫を極力減らすために,生産ラインにおいて,後工程の生産に必要な部品だけを前工程から調達する。 |
エ | より品質が高い部品を調達するために,部品の納入指定業者を複数定め,競争入札で部品を調達する。 |
解説
(頭の準備体操)
かんばん方式:生産ラインにおいて,後工程で作った部品の部品名と数量を記した「かんばん」を前工程に送り,前工程では「かんばん」に書かれた部品を補充する。
よって,ウである。
解答
ウ
基本情報技術者 平成30年度春期 午前問73
セル生産方式の利点が生かせる対象はどれか。
ア | 生産性を上げるために,大量生産が必要なもの |
イ | 製品の仕様が長期間変わらないもの |
ウ | 多種類かつフレキシブルな生産が求められるもの |
エ | 標準化,単純化,専門化による分業が必要なもの |
解説
(頭の準備体操)
セル生産方式:「ベルトコンベア方式による分業型の流れ作業ではなく,一人又は少人数で最初の工程から最後の工程までを担当する多品種少量生産向きの生産方式」(IP23.2.19)
フレキシブル:その場の状況に順応できる。
よって,ウである。
解答
ウ
基本情報技術者 平成29年度秋期 問72
MRPの特徴はどれか。
ア | 顧客の注文を受けてから製品の生産を行う。 |
イ | 作業指示票を利用して作業指示,運搬指示をする。 |
ウ | 製品の開発,設計,生産準備を同時並行で行う。 |
エ | 製品の基準生産計画を基に,部品の手配数量を算出する。 |
解説
(頭の準備体操)
MRP(Materials Requirements Planning):資材所要量計画。製品を生産するために必要となる部品や資材の量を計算し,生産計画に反映させる資材管理手法
よって,エである。
解答
エ
基本情報技術者 平成29年度春期 問71
図は,生産管理システムの手法であるMRP(資材所要量計画)の作業手順である。図中のaに入る,正味所要量計算に必要な情報はどれか。
ア | 基準日程(完成時期,リードタイム日数) |
イ | 在庫状況(在庫量,注文残,仕掛量) |
ウ | 発注方針(ロット編成方法,発注方式,安全在庫) |
エ | 部品構成表(最終製品における各部品の構成と所要量) |
解説
(頭の準備体操)
MRP(Materials Requirements Planning):資材所要量計画。製品を生産するために必要となる部品や資材の量を計算し,生産計画に反映させる資材管理手法
よって,イである。
解答
イ
基本情報技術者 平成28年度春期 問72
①~③の手順に従って処理を行うものはどれか。
①今後の一定期間に生産が予定されている製品の種類と数量及び部品構成表を基にして,その構成部品についての必要量を計算する。
②引当て可能な在庫量から各構成部品の正味発注量を計算する。
③製造/調達リードタイムを考慮して構成部品の発注時期を決定する。
ア | CAD |
イ | CRP |
ウ | JIT |
エ | MRP |
解説
(頭の準備体操)
MRP(Materials Requirements Planning):資材所要量計画。製品を生産するために必要となる部品や資材の量を計算し,生産計画に反映させる資材管理手法
ア | CAD(Computer Aided Design):「建築物,工業製品などの設計にコンピュータを用いること」(IP01.2.14) |
イ | CRP(Continuous Replenishment Program):連続補充方式。消費者が購入した分だけを補充する。 |
ウ | JIT(Just In Time):「必要な物を,必要なときに,必要な量だけ生産する方式」(IP21.1.28) |
エ | MRP(Materials Requirements Planning):資材所要量計画。製品を生産するために必要となる部品や資材の量を計算し,生産計画に反映させる資材管理手法(正解) |
解答
エ