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基本情報技術者講座

★ 猫本 11-03 業務評価と経営管理システム(その2) ★

基本情報技術者 平成28年度秋期 問69

CRMの目的はどれか。

ア  顧客ロイヤリティの獲得と顧客生涯価値の最大化
イ  在庫不足による販売機会損失の削減
ウ  製造に必要な資材の発注量と発注時期の決定
エ  販売時点での商品ごとの販売情報の把握

解説

(頭の準備体操)

CRM(Customer Relationship Management):顧客関係管理。個別の顧客に関する情報や対応履歴などを一元管理し共有することで,長期的な視点から顧客との良好な関係を築き,収益の拡大を図る手法


顧客ロイヤリティ:顧客が企業や商品,サービスに対して信頼や愛着を持つこと

顧客生涯価値:顧客が企業と取引を開始してから終わるまでの間に,企業にもたらした価値の総計

ア  CRM(Customer Relationship Management):顧客関係管理。「企業内のすべての顧客チャネルで情報を共有し,サービスのレベルを引き上げて顧客満足度を高め,顧客ロイヤルティの最適化に結び付ける考え方である。」(FE21.2.70)(正解)
イ  SCM(Supply Chain Management):供給連鎖管理。「生産,在庫,購買,販売,物流などのすべての情報をリアルタイムに交換することによって,サプライチェーン全体の効率を大幅に向上させる経営手法である。」(FE21.2.70)
ウ  MRP(Matedal Requirements Planning):資材所要量計画。製品を生産するために必要となる部品や資材の量を計算し,生産計画に反映させる資材管理手法
エ  POS(Point of Sales system):販売時点情報管理。バーコードを使って商品の販売情報をリアルタイムに把握し,売筋商品や死筋商品を把握する。

解答

基本情報技術者 平成29年度秋期 問69

サプライチェーンマネジメントを説明したものはどれか。

ア  購買,生産,販売及び物流を結ぶ一連の業務を,企業内,企業間で全体最適の視点から見直し,納期短縮や在庫削減を図る。
イ  個人が持っているノウハウや経験などの知的資産を組織全体で共有して,創造的な仕事につなげていく。
ウ  社員のスキルや行動特性を把握し,人事戦略の視点から適切な人員配置・評価などのマネジメントを行う。
エ  多様なチャネルを通して集められた顧客情報を一元化し,活用することによって,顧客との関係を密接にしていく。

解説

(頭の準備体操)

SCM(Supply Chain Management):部品の調達から生産・物流・販売までのサプライチェーンの情報を一元管理し共有することで,業務プロセスの全体最適化を図る手法


ア  サプライチェーンマネジメント(正解)
イ  ナレッジマネジメント
ウ  HRM(Human Resource Management)
エ  CRM(Customer Relationship Management)

解答

基本情報技術者 平成30年度春期 午前問70

ナレッジマネジメントを説明したものはどれか。

ア  企業内に散在している知識を共有化し,全体の問題解決力を高める経営を行う。
イ  迅速な意思決定のために,組織の階層をできるだけ少なくしたフラット型の組織構造によって経営を行う。
ウ  優れた業績を上げている企業との比較分析から,自社の経営革新を行う。
エ  他社にはまねのできない,企業独自のノウハウや技術などの強みを核とした経営を行う。

解説

(頭の準備体操)

ナレッジマネジメント:知識管理。社員個人がビジネス活動から得た客観的な知識や経験,ノウハウなどを一元管理し共有することで,全体の問題解決力を高める経営手法


ア  ナレッジマネジメント(正解)
イ  フラット組織
ウ  ベンチマーキング
エ  コアコンピタンス

解答