基本情報技術者講座
★ 猫本 9-04 業務モデリング(その3) ★
基本情報技術者 平成30年度秋期 問26
UMLを用いて表した図のデータモデルのa,bに入れる多重度はどれか。
〔条件〕
(1):部門には1人以上の社員が所属する。
(2):社員はいずれか一つの部門に所属する。
(3):社員が部門に所属した履歴を所属履歴として記録する。
解説
(イメージから解く)
〔条件〕(1)「部門には1人以上の社員が所属する。」ことから,部門から見て所属履歴は1以上,つまりaは“1..*”である。
〔条件〕(2)「社員はいずれか一つの部門に所属する。」,〔条件〕(3)「社員が部門に所属した履歴を所属履歴として記録する。」ことから,社員から見て所属履歴は1以上,つまりbは“1..*”である(現所属も所属履歴に記録されるので,0以上ではない)。
よって,エである。
解答
エ
基本情報技術者 平成29年度秋期 問28
UMLを用いて表した図のデータモデルの解釈のうち,適切なものはどれか。
ア | 事業部以外の部門が,部門を管理できる。 |
イ | 社員は事業部に所属できる。 |
ウ | 所属する社員がいない部門が存在する。 |
エ | 部門は,いずれかの事業部が管理している。 |
解説
ア
(イメージから解く)
事業部は部門を管理する(矢印の向きに注意する)。
イ
(イメージから解く)
社員は1つの部門に所属する。
部門と事業部は「凡化-特化」の関係にある。事業部は部門である。
よって,社員は事業部に所属できる。(正解)
ウ
(イメージから解く)
部門には1人以上の社員が所属する。
エ
(イメージから解く)
部門は0から1個の事業部に管理されている(管理されない部門がある)。
解答
イ
基本情報技術者 平成29年度春期 問26
図のデータモデルを三つの表で実装する。このとき,"A社への売上50,000円を,2017年4月4日に現金勘定に計上した"ことを記録する"移動"表のa,bの適切な組合せはどれか。ここで,モデルの表記にはUMLを用いる。
解説
「A社への売上50,000円を,2017年4月4日に現金勘定に計上した」ことから,
(借方) 現金 50,000 (貸方) 売上 50,000
(イメージから解く)
よって,エである。
解答
エ