基本情報技術者講座
★ 猫本 9-01 情報システム戦略と企画・要件定義プロセス(その6) ★
基本情報技術者 令和元年度秋期 問61・平成29年度春期 問61類似
情報化投資において,リスクや投資価値の類似性でカテゴリ分けし,最適な資源配分を行う際に用いる手法はどれか。
ア | 3C分析 |
イ | ITポートフォリオ |
ウ | エンタープライズアーキテクチャ |
エ | ベンチマーキング |
解説
(頭の準備体操)
ITポートフォリオ:リスクや投資価値の類似性でカテゴリを整理し,投資すべき案件を分析して最適な資源配分を行う。
ア | 事業環境の分析などに用いられる。「顧客,競合,自社の三つの観点から分析する。」(IP01.2.07) |
イ | 「情報化投資をリスクや投資価値の類似性で幾つかのカテゴリに整理し,ビジネス戦略実現のための最適な資源配分を管理する手法である。」(AP25.2.61)(正解) |
ウ | 「各業務と情報システムを,ビジネス,データ,アプリケーション,テクノロジの四つの体系で分析し,全体最適化の観点から見直すための技法である。」(FE28.2.61) |
エ | 「最強の競合相手又は先進企業と比較して,製品,サービス,オペレーションなどを定性的・定量的に把握することである。」(FE23.2.68) |
解答
イ
基本情報技術者 平成31年度春期 問65
投資案件において,5年間の投資効果をROI(Return On Investment)で評価した場合, 四つの案件a~dのうち,最もROIが高いものはどれか。ここで,割引率は考慮しなくてもよいものとする。

ア | a |
イ | b |
ウ | c |
エ | d |
解説
(頭の準備体操)
ROI(Return On Investment):投資した費用に対して得られた利益や効果を表す指標。費用対効果を評価する。
ROI=利益/投資額
ア | (15+30+45+30+15)/100=135%(正解) |
イ | (105+75+45+15+0)/200=120% |
ウ | (60+75+90+75+60)/300=120% |
エ | (105+105+105+105+105)/400≒131% |
解答
ア