基本情報技術者講座
★ 猫本 7-06 インターネットの応用(その4) ★
基本情報技術者 令和元年度秋期 問30
10Mビット/秒の回線で接続された端末間で,平均1Mバイトのファイルを,10秒ごとに転送するときの回線利用率は何%か。ここで,ファイル転送時には,転送量の20%が制御情報として付加されるものとし,1Mビット=106ビットとする。
ア | 1.2 |
イ | 6.4 |
ウ | 8 |
エ | 9.6 |
解説
(イメージで解く)
回線利用率は△/▲。例えば,1秒間に▲のデータを転送できる回線で,現在の1秒間のデータ転送量は△である。
(△)
ファイル転送時には,転送量の20%の制御情報が付加されるので,1M×1.2=1.2Mバイト
このファイルは10秒ごとに転送されるので,1秒間のデータ転送量は0.12Mバイト
(▲)
回線は1秒間に10Mビット,10M÷8=1.25Mバイトを転送できる。(Mバイトにあわしている)
よって,回線利用率は0.12÷1.25=0.096,すなわち9.6%である。
解答
エ
基本情報技術者 平成29年度春期 問30
本社と工場との間を専用線で接続してデータを伝送するシステムがある。このシステムでは2,000バイト/件の伝票データを2件ずつまとめ,それに400バイトのヘッダ情報を付加して送っている。伝票データは,1時間に平均100,000件発生している。回線速度を1Mビット/秒としたとき,回線利用率はおよそ何%か。
ア | 6.1 |
イ | 44 |
ウ | 49 |
エ | 53 |
解説
(イメージで解く)
回線利用率は△/▲。例えば,1秒間に▲のデータを転送できる回線で,現在の1秒間のデータ転送量は△である。
(△)
伝票データを2件ずつまとめ,400バイトのヘッダ情報を付加するので,1回のデータ量は2,000×2+400=4,400バイト
ここで,1時間に平均100,000件のデータを送付し,データは2件ずつ送付するので,1時間にデータを送付する回数は50,000回。
1時間のデータ伝送量は,4,400×50,000=220×106バイト
(▲)
回線は1秒間に1Mビット,1時間(3,600秒)では1×106×3,600ビット=1×106×3,600÷8バイト=450×106バイトを送付できる(時間とバイトに合している)。
よって,回線利用率は(220×106)÷(450×106)≒0.49,すなわち49%である。
解答
ウ