基本情報技術者講座
★ 猫本 7-02 通信プロトコル(その2) ★
基本情報技術者 平成30年度春期 問33
LANに接続されているプリンタのMACアドレスを,同一LAN上のPCから調べるときに使用するコマンドはどれか。ここで,PCはこのプリンタを直前に使用しており,プリンタのIPアドレスは分かっているものとする。
ア | arp |
イ | ipconfig |
ウ | netstat |
エ | ping |
解説
ア | ARPテーブルを表示するコマンド。ARPテーブルは,IPアドレスとMACアドレスの対応表(正解) |
イ | 自端末のネットワークの設定を表示するコマンド。IPアドレス,サブネットマスク,デフォルトゲートウェイの情報,など |
ウ | 自端末のネットワークの接続状況を表示するコマンド。ルーティングテーブル,通信相手,通信状態,通信量の情報,など |
エ | 自端末と通信相手との疎通確認を行うコマンド |
解答
ア
基本情報技術者 平成28年度秋期 問34
図はNTPによる時刻合わせの基本的な仕組みを表している。NTPサーバからの応答には,NTPサーバでの問合せ受信時刻と,応答送信時刻が含まれており,PCは図に示した四つの時刻からサーバ時刻とのずれを計算する。このとき,PCの内部時計はNTPサーバの時計と比べてどれだけずれているか。ここで,伝送遅延は問合せと応答で等しいものとする。また,図中の時刻は,PCとNTPサーバのそれぞれの内部時計の時刻であり,aa:bb:cc.dddddd は aa時bb分cc.dddddd秒 (ddddddはマイクロ秒)を表す。
ア | 100マイクロ秒進んでいる。 |
イ | 200マイクロ秒進んでいる。 |
ウ | 500マイクロ秒進んでいる。 |
エ | 700マイクロ秒進んでいる。 |
解説
PCの応答受信時刻-PCの問合せ送信時刻=900-100=800マイクロ秒
NTPサーバの応答送信時刻-NTPサーバの問合せ受信時刻=400-200=200マイクロ秒
問合せの伝送遅延をx,応答の伝送遅延をxとすると(問題中に同じと記載あり),
800=x+200+xの関係にあり,求めるとx=300マイクロ秒
ここで,PCの応答受信時刻は,NTPサーバの応答送信時刻+応答の伝送遅延=400+300=700マイクロ秒となるところが,
PCの応答時刻が900マイクロ秒となっているので,PCの内部時計はNTPサーバの時計と比べて,900-700=200ミリ秒進んでいる。
よって,イである。
解答
イ