基本情報技術者講座
★ 猫本 6-05 データベースの障害回復(その1) ★
基本情報技術者 平成30年度春期 問29
データベースの更新前や更新後の値を書き出して,データベースの更新記録として保存するファイルはどれか。
ア | ダンプファイル |
イ | チェックポイントファイル |
ウ | バックアップファイル |
エ | ログファイル |
解説
ア | データベースの内容をディスクに書き出したものである。 |
イ | システムダウンが発生したときにデータベースの回復処理時間を短縮するため,主記憶上の更新データを定期的にディスクに書き出したものである。(FE24.1.32) |
ウ | ディスク障害からデータベースを回復するため,データベースの内容をディスク単位で複写したものである。(FE24.1.32) |
エ | データベースの回復処理のため,データの更新前後の値を書き出してデータベースの更新記録を取ったものである。(FE24.1.32)(正解) |
解答
エ
基本情報技術者 平成31年度春期 午前問57
ディスク障害時に,フルバックアップを取得してあるテープからディスクにデータを復元した後,フルバックアップ取得時以降の更新後コピーをログから反映させてデータベースを回復する方法はどれか。
ア | チェックポイントリスタート |
イ | リブート |
ウ | ロールバック |
エ | ロールフォワード |
解説
ア | システム障害が発生したときに,直前のチェックポイントに戻って処理をやり直すこと |
イ | コンピュータを再起動すること |
ウ | データベースのトランザクション処理中にエラーが発生した場合に,ログファイルの更新前の情報を用いて,トランザクション処理の開始前の状態に戻す方法 |
エ | ディスク障害時に,フルバックアップからデータを復元した後,ログファイルの更新後の情報を用いて,ディスク障害直前までの状態に戻す方法(正解) |
解答
エ
基本情報技術者 平成30年度秋期 問30
データベースが格納されている記憶媒体に故障が発生した場合,バックアップファイルとログを用いて,データベースを回復する操作はどれか。
ア | アーカイブ |
イ | コミット |
ウ | チェックポイントダンプ |
エ | ロールフォワード |
解説
ロールフォワード:ディスク障害時に,フルバックアップを取得してあるテープからディスクにデータを復元した後,フルバックアップ取得時以降の更新後コピーをログから反映させてデータベースを回復する方法(FE31.1.57)
よって,エである。
解答
エ
基本情報技術者 平成29年度秋期 問30
トランザクション処理プログラムが,データベース更新の途中で異常終了した場合,ロールバック処理によってデータベースを復元する。このとき使用する情報はどれか。
ア | 最新のスナップショット情報 |
イ | 最新のバックアップファイル情報 |
ウ | ログファイルの更新後情報 |
エ | ログファイルの更新前情報 |
解説
ロールバック → ログファイルの更新前情報を使用する。
ロールフォワード → ログファイルの更新後情報を使用する。
よって,エである。
解答
エ
基本情報技術者 平成28年度秋期 問30
トランザクションTはチェックポイント取得後に完了したが,その後にシステム障害が発生した。データベースをトランザクションTの終了直後の状態に戻すために用いられる復旧技法はどれか。ここで,チェックポイントの他に,トランザクションログを利用する。
ア | 2相ロック |
イ | シャドウページ |
ウ | ロールバック |
エ | ロールフォワード |
解説
チェックポイントファイル:システムダウンが発生したときにデータベースの回復処理時間を短縮するため,主記憶上の更新データを定期的にディスクに書き出したものである。(FE24.1.32)
ロールバック → ログファイルの更新前情報を使用する。
ロールフォワード → ログファイルの更新後情報を使用する。
チェックポイントまで戻り,それ以降はトランザクションログの更新後情報を使用して復旧させる。
よって,エである。
解答
エ