基本情報技術者講座
★ 猫本 6-03 データの正規化(その1) ★
基本情報技術者 平成29年度春期 問25
属性aの値が決まれば属性bの値が一意に定まることを,a→bで表す。例えば,社員番号が決まれば社員名が一意に定まるということの表現は,社員番号→社員名である。この表記法に基づいて,図のような関係が成立している属性a~jを,関係データベース上の三つのテーブルで定義する組合せとして,適切なものはどれか。
ア | テーブル1 {a} |
テーブル2 {b,c,d,e} | |
テーブル3 {f,g,h,i,j} | |
イ | テーブル1 {a,b,c,d,e} |
テーブル2 {b,f,g,h} | |
テーブル3 {e,i,j} | |
ウ | テーブル1 {a,b,f,g,h} |
テーブル2 {c,d} | |
テーブル3 {e,i,j} | |
エ | テーブル1 {a,c,d} |
テーブル2 {b,f,g,h} | |
テーブル3 {e,i,j} |
解説
aの値が決まれば,b,c,d,eの値がそれぞれ一意に決まる。 → {a,b,c,d,e}
bの値が決まれば,f,g,hの値がそれぞれ一意に決まる。 → {b,f,g,h}
eの値が決まれば,i,jの値がそれぞれ一意に決まる。 → {e,i,j}
よって,イである。
解答
イ
基本情報技術者 平成28年度秋期 問27
6行だけから成る"配送"表において成立している関数従属はどれか。ここで,X→Yは,XはYを関数的に決定することを表す。
ア | 配送先→部品ID |
イ | 配送日→部品ID |
ウ | 部署ID→部品ID |
エ | 部署名→配送先 |
解説
ア | 秋田事業所 → 1342 名古屋工場 → 2346 川崎事業所 → 1342 |
イ | 2016-08-21 → 1342 2016-08-25 → 2346 2016-08-30 → 2346,1342(一意に決まらない) |
ウ | 300 → 1342 400 → 2346 500 → 2346,1342(一意に決まらない) |
エ | 第二生産部 → 秋田事業所 第一生産部 → 名古屋工場 研究開発部 → 名古屋工場,川崎事業所(一意に決まらない) |
よって,アである。
ちなみに,選択肢以外に「部署ID→部署名」,「配送日→部署ID」,「配送日→部署名」も関数従属である。
解答
ア