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基本情報技術者講座

★ 猫本 5-03 RAIDと信頼性設計(その2) ★

基本情報技術者 平成30年度春期 問13

フォールトトレラントシステムを実現する上で不可欠なものはどれか。

ア  システム構成に冗長性をもたせ,部品が故障してもその影響を最小限に抑えることで,システム全体には影響を与えずに処理を続けられるようにする。
イ  システムに障害が発生したときの原因究明や復旧のために,システム稼働中のデータベースの変更情報などの履歴を自動的に記録する。
ウ  障害が発生した場合,速やかに予備の環境に障害前の状態を復旧できるように,定期的にデータをバックアップする。
エ  操作ミスが発生しにくい容易な操作にするか,操作ミスが発生しても致命的な誤りとならないように設計する。

解説

(頭の準備体操)

フォールトトレラント:装置が故障しても,システム全体の機能に影響がないように,二重化などの冗長な構成とする。(FE28.2.46)


よって,アである。

解答

基本情報技術者 平成28年度秋期 問46

安全性や信頼性を確保するための設計のうち,フールプルーフに該当するものはどれか。

ア  装置が故障したときは,システムが安全に停止するようにして,被害を最小限に抑える。
イ  装置が故障したときは,利用できる機能を制限したり,処理能力を低下させたりしても,システムは稼働させる。
ウ  装置が故障しても,システム全体の機能に影響がないように,二重化などの冗長な構成とする。
エ  利用者が誤った操作をしても,システムに異常が起こらないようにする。

解説

(頭の準備体操)

フォールトトレラント:「システム構成に冗長性をもたせ,部品が故障してもその影響を最小限に抑えることで,システム全体には影響を与えずに処理を続けられるようにする。」(FE30.1.13)

フェールソフト:「装置が故障したときは,利用できる機能を制限したり,処理能力を低下させたりしても,システムは稼働させる。」(FE28.2.46)


ア  フェールセーフ
イ  フェールソフト
ウ  フォールトトレラント
エ  フールプルーフ(正解)

解答

基本情報技術者 令和4年度6月免除 問16

システムの信頼性設計のうち,フールプルーフを採用した設計はどれか。

ア  オペレータが不注意による操作誤りを起こさないように,操作の確認などに配慮した設計
イ  システムの一部に異常や故障が発生したとき,その影響が小さくなるような設計
ウ  障害の発生を予防できるように,機器の定期保守を組み入れた運用システムの設計
エ  装置を二重化し,一方が故障してもその装置を切り離してシステムの運用を継続できる設計

解説

(頭の準備体操)

フールプルーフ:「利用者が誤った操作をしても,システムに異常が起こらないようにする。」(FE28.2.46)


ア  フールプルーフ(正解)
イ  フェールセーフ
ウ  フォールトアボイダンス
エ  フォールトトレラント

解答