基本情報技術者講座
★ 猫本 5-03 RAIDと信頼性設計(その1) ★
基本情報技術者 平成28年度秋期 問12
データを分散して複数の磁気ディスクに書き込むことによって,データ入出力の高速化を図る方式はどれか。
ア | ストライピング |
イ | スワッピング |
ウ | ディスクキャッシュ |
エ | ミラーリング |
解説
(頭の準備体操)
ストライピング:「データを細分化して複数台の磁気ディスクに格納すること」(FE27.1.11)
ア | 「一つのデータを分割し,2台以上のハードディスクに並行して書き込むことによって,書込み動作を高速化する。」(IP23.2.82)(正解) |
イ | 「システム資源全体の利用率の向上などのために,主記憶と補助記憶の間でプロセスを単位として領域の内容を交換する。」(FE14.2.29) |
ウ | HDDのアクセスの高速化を図るために,一度読み込んだディスク内容をメモリに展開し,再度アクセスがあったときにメモリから読み出す。 |
エ | 「2台以上のハードディスクに同じデータを書き込むことによって,データの可用性を高める。」(IP23.2.82) |
解答
ア
基本情報技術者 平成29年度秋期 問12
RAID5の記録方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | 複数の磁気ディスクに分散してバイト単位でデータを書き込み,さらに,1台の磁気ディスクにパリティを書き込む。 |
イ | 複数の磁気ディスクに分散してビット単位でデータを書き込み,さらに,複数の磁気ディスクにエラー訂正符号(ECC)を書き込む。 |
ウ | 複数の磁気ディスクに分散してブロック単位でデータを書き込み,さらに,複数の磁気ディスクに分散してパリティを書き込む。 |
エ | ミラーディスクを構成するために,磁気ディスク2台に同じ内容を書き込む。 |
解説
(頭の準備体操)
ア | RAID3 |
イ | RAID2 |
ウ | RAID5(正解) |
エ | RAID1 |
解答
ウ
基本情報技術者 令和元年度秋期 問15
RAIDの分類において,ミラーリングを用いることで信頼性を高め,障害発生時には冗長ディスクを用いてデータ復元を行う方式はどれか。
ア | RAID1 |
イ | RAID2 |
ウ | RAID3 |
エ | RAID4 |
解説
(頭の準備体操)
RAID1:「2台以上のハードディスクに同じデータを書き込むことによって,データの可用性を高める。」(IP23.2.82)
ア | 「2台以上のハードディスクに同じデータを書き込むことによって,データの可用性を高める。」(IP23.2.82)(正解) |
イ | 「複数の磁気ディスクに分散してビット単位でデータを書き込み,さらに,複数の磁気ディスクにエラー訂正符号(ECC)を書き込む。」(FE29.2.12) |
ウ | 「複数の磁気ディスクに分散してバイト単位でデータを書き込み,さらに,1台の磁気ディスクにパリティを書き込む。」(FE29.2.12) |
エ | 「複数の磁気ディスクに分散してブロック単位でデータを書き込み,さらに,1台の磁気ディスクにパリティを書き込む。」(FE29.2.12改) |
解答
ア
基本情報技術者 平成29年度春期 問11
4Tバイトのデータを格納できるようにRAID1の外部記憶装置を構成するとき,フォーマット後の記憶容量が1Tバイトの磁気記憶装置は少なくとも何台必要か。
ア | 4 |
イ | 5 |
ウ | 6 |
エ | 8 |
解説
(頭の準備体操)
RAID1:「2台以上のハードディスクに同じデータを書き込むことによって,データの可用性を高める。」(IP23.2.82)
4Tバイトのデータを格納するには,1Tバイトの磁気ディスク装置が4台必要である。
ここで,RAID1はミラーディスクを構成する(同じものを2台以上もつ)ため,少なくとも4台×2=8台必要である。
よって,エである。
解答
エ