基本情報技術者講座
★ 猫本 5-01 システム構成(その1)★
基本情報技術者 平成28年度春期 問55
ミッションクリティカルシステムの意味として,適切なものはどれか。
ア | OSなどのように,業務システムを稼働させる上で必要不可欠なシステム |
イ | システム運用条件が,性能の限界に近い状態の下で稼働するシステム |
ウ | 障害が起きると,企業活動に重大な影響を及ぼすシステム |
エ | 先行して試験導入され,成功すると本格的に導入されるシステム |
解説
(頭の準備体操)
ミッションクリティカルシステム:重大な使命をもつ,障害や誤作動などが許されないシステム。Critical(重大な)とMission(使命)との造語
よって,ウである。
解答
ウ
基本情報技術者 平成31年春期 問13
冗長構成におけるデュアルシステムの説明として,適切なものはどれか。
ア | 2系統のシステムで並列処理をすることによって性能を上げる方式である。 |
イ | 2系統のシステムの負荷が均等になるように,処理を分散する方式である。 |
ウ | 現用系と待機系の2系統のシステムで構成され,現用系に障害が生じたときに,待機系が処理を受け継ぐ方式である。 |
エ | 一つの処理を2系統のシステムで独立に行い,結果を照合する方式である。 |
解説
(頭の準備体操)
デュアルシステム:2系統のシステム。それぞれが独立して同じ処理を行い,結果を照合するシステム
ア | 並列処理システム |
イ | 負荷分散システム |
ウ | デュプレックスシステム |
エ | デュアルシステム(正解) |
解答
エ
基本情報技術者 平成29年度秋期 問13
デュアルシステムの説明として,最も適切なものはどれか。
ア | 同じ処理を行うシステムを二重に用意し,処理結果を照合することで処理の正しさを確認する。どちらかのシステムに障害が発生した場合は,縮退運転によって処理を継続する。 |
イ | オンライン処理を行う現用系と,バッチ処理などを行いながら待機させる待機系を用意し,現用系に障害が発生した場合は待機系に切り替え,オンライン処理を続行する。 |
ウ | 待機系に現用系のオンライン処理プログラムをロードして待機させておき,現用系に障害が発生した場合は,即時に待機系に切り替えて処理を続行する。 |
エ | プロセッサ,メモリ,チャネル,電源系などを二重に用意しておき,それぞれの装置で片方に障害が発生した場合でも,処理を継続する。 |
解説
(頭の準備体操)
デュアルシステム:2系統のシステム。それぞれが独立して同じ処理を行い,結果を照合するシステム
ア | デュアルシステム(正解) |
イ | デュプレックスシステム |
ウ | ホットスタンバイシステム |
エ | フォールトトレラントシステム |
解答
ア
基本情報技術者 平成30年度春期 問14
コンピュータを2台用意しておき,現用系が故障したときは,現用系と同一のオンライン処理プログラムをあらかじめ起動して待機している待機系のコンピュータに速やかに切り替えて,処理を続行するシステムはどれか。
ア | コールドスタンバイシステム |
イ | ホットスタンバイシステム |
ウ | マルチプロセッサシステム |
エ | マルチユーザシステム |
解説
(頭の準備体操)
ホットスタンバイシステム:待機系をもち,障害発生時には直ちに待機系に切替えるシステム
ア | 「予備機を準備しておき,障害発生時に運用担当者が予備機を立ち上げて本番機から予備機へ切り替える方式」(IP26.1.56) |
イ | 「予備機をいつでも動作可能な状態で待機させておき,障害発生時に直ちに切り替える方式」(IP26.1.56)(正解) |
ウ | 1台のコンピュータに複数台のプロセッサを搭載し,並列に動作させることで処理能力の向上を目的としたシステム |
エ | 複数の利用者が同時に利用できるシステム |
解答
イ
基本情報技術者 平成28年度秋期 問14
ロードバランサを使用した負荷分散クラスタ構成と比較した場合の,ホットスタンバイ形式によるHA(High Availability)クラスタ構成の特徴はどれか。
ア | 稼働している複数のサーバ間で処理の整合性を取らなければならないので,データベースを共有する必要がある。 |
イ | 障害が発生すると稼働中の他のサーバに処理を分散させるので,稼働中のサーバの負荷が高くなり,スループットが低下する。 |
ウ | 処理を均等にサーバに分散できるので,サーバマシンが有効に活用でき,将来の処理量の増大に対して拡張性が確保できる。 |
エ | 待機系サーバとして同一仕様のサーバが必要になるが,障害発生時には待機系サーバに処理を引き継ぐので,障害が発生してもスループットを維持することができる。 |
解説
(頭の準備体操)
ホットスタンバイ方式によるHAクラスタ構成:待機サーバをもち,障害発生時には直ちに待機サーバに処理を引き継ぐ構成
ロードバランサ(負荷分散装置):外部からのアクセスを複数のサーバに振り分けることで,サーバの負荷を分散する装置
ア | 「負荷分散クラスタ構成」の特徴 |
イ | 「負荷分散クラスタ構成」の特徴 |
ウ | 「負荷分散クラスタ構成」の特徴 |
エ | 「ホットスタンバイ形式によるHA(High Availability)クラスタ構成」の特徴(正解) |
解答
エ