基本情報技術者講座
★ 猫本 3-12 確率・統計(その1) ★
基本情報技術者 令和元年度秋期 問6
Random(n)は,0以上n未満の整数を一様な確率で返す関数である。整数型の変数A,B及びCに対して次の一連の手続を実行したとき,Cの値が0になる確率はどれか。
A=Random(10)
B=Random(10)
C=A-B
解説
Random(10)の返す値は整数の0~9。Aがとり得る値は10通り,同じくBも10通り
AとBの組合せは,全部で10×10=100通り
ここで,Cの値が0となるのは,A=B=0,A=B=1,…,A=B=9の10通り
よって,10/100=1/10である。
解答
ウ
基本情報技術者 平成28年度秋期 問2
ある工場では,同じ製品を独立した二つのラインA,Bで製造している。ラインAでは製品全体の60%を製造し,ラインBでは40%を製造している。ラインAで製造された製品の2%が不良品であり,ラインBで製造された製品の1%が不良品であることが分かっている。いま,この工場で製造された製品の一つを無作為に抽出して調べたところ,それは不良品であった。その製品がラインAで製造された確率は何%か。
ア | 40 |
イ | 50 |
ウ | 60 |
エ | 75 |
解説
ラインAで製造された不良品の確率は,製品全体の0.6×0.02=0.012
ラインBで製造された不良品の確率は,製品全体の0.4×0.01=0.004
製品全体の不良品の確率は,0.012+0.004=0.016
よって,不良品の製品がラインAで製造された確率は,0.012÷0.016=0.75,つまり75%である。
解答
エ
基本情報技術者 令和元年度秋期 問5
平均が60,標準偏差が10の正規分布を表すグラフはどれか。
解説
標準偏差は母集団から得られた個々のデータのばらつきを表すもの。
平均を中心に左右対称の釣り鐘型のグラフを描く。
よって,標準偏差が10の正規分布はアである(イではありません)。
解答
ア