基本情報技術者講座
★ 猫本 3-08 計測と制御(その1) ★
基本情報技術者 平成29年度春期 問24
音声などのアナログデータをディジタル化するために用いられるPCMにおいて,音の信号を一定の周期でアナログ値のまま切り出す処理はどれか。
ア | 暗号化 |
イ | 標本化 |
ウ | 符号化 |
エ | 量子化 |
解説
標本化:連続したアナログデータを一定間隔で取り出す。
量子化:標本化で取り出したアナログデータを,量子化ビット数に対応した整数の近似値に変換する。
符号化:量子化された値を,2進数で表現する。
解答
イ
基本情報技術者 平成28年度秋期 問5
標本化,符号化,量子化の三つの工程で,アナログをディジタルに変換する場合の順番として,適切なものはどれか。
ア | 標本化,量子化,符号化 |
イ | 符号化,量子化,標本化 |
ウ | 量子化,標本化,符号化 |
エ | 量子化,符号化,標本化 |
解説
標本化→量子化→符号化
標本化:連続したアナログデータを一定間隔で取り出す。
量子化:標本化で取り出したアナログデータを,量子化ビット数に対応した整数の近似値に変換する。
符号化:量子化された値を,2進数で表現する。
解答
ア
基本情報技術者 平成31年春期 問25・平成28年度秋期 問25
音声のサンプリングを1秒間に11,000回行い,サンプリングした値をそれぞれ8ビットのデータとして記録する。このとき,512×106バイトの容量をもつフラッシュメモリに記録できる音声の長さは,最大何分か。
ア | 77 |
イ | 96 |
ウ | 775 |
エ | 969 |
解説
1秒間に11,000×8÷8=11,000バイト=11×103バイトが記録される。(バイトに変換)
512×106バイトの容量をもつフラッシュメモリに何分記録できるかを求める。
ここで,たすき掛け解法(たすきに掛けたもの同士が等しくなる)
1秒 | → | 11×103バイト |
□秒 | ← | 512×106バイト |
11×103×□=1×512×106
□=(1×512×106)/(11×103)
□=4,6545・・・秒
よって,最大775分記録できる。
解答
ウ
基本情報技術者 平成28年度春期 問4
PCM伝送方式によって音声をサンプリング(標本化)して8ビットのディジタルデータに変換し、圧縮せずにリアルタイムで転送したところ、転送速度は64,000ビット/秒であった。このときのサンプリング間隔は何マイクロ秒か。
ア | 15.6 |
イ | 46.8 |
ウ | 125 |
エ | 128 |
解説
1回のサンプリングで8ビットが必要である。
転送速度より,1秒間のデータ量は64,000ビットであるので,
1秒間のサンプリング回数は,64,000÷8=8,000回である。
よって,1秒間(1,000,000マイクロ秒)に8,000回のサンプリングを行なうときの間隔は,
1,000,000÷8,000=125マイクロ秒である。
解答
ウ