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基本情報技術者講座

★ 猫本 3-06 論理演算(その4) ★

基本情報技術者 令和元年度秋期 問2

8ビットの値の全ビットを反転する操作はどれか。

ア  16進表記 00 のビット列と排他的論理和をとる。
イ  16進表記 00 のビット列と論理和をとる。
ウ  16進表記 FF のビット列と排他的論理和をとる。
エ  16進表記 FF のビット列と論理和をとる。

解説

(頭の準備体操)

ビットを反転:反転させたいビットと1との排他的論理和(XOR)をとる。

排他的論理和:二つの入力が異なれば,出力が1


「01010101」で確認する。

全ビットを反転させた「10101010」が得られるかを確認する。

01010101 ←元のビット
11111111
XOR  10101010 ←全ビット反転させる


2進数「11111111」を16進数に基数変換すると「FF」

よって,ウである。

解答

基本情報技術者 平成31年春期 問2

最上位をパリティビットとする8ビット符号において,パリティビット以外の下位7ビットを得るためのビット演算はどれか。

ア  16進数0FとのANDをとる。
イ  16進数0FとのORをとる。
ウ  16進数7FとのANDをとる。
エ  16進数FFとのXOR(排他的論理和)をとる。

解説

(頭の準備体操)

ビットを得る(ビットを取り出す):得たいビットと1との論理積(AND)をとる。

論理積:二つの入力がともに1のとき,出力が1


「10101010」で確認する。

最上位のパリティビット以外の下位7ビット「00101010」が得られるかを確認する。

10101010 ←元のビット
01111111
AND  00101010 ←下位7ビットを得る


2進数「01111111」を16進数に基数変換すると「7F」

よって,ウである。

解答

基本情報技術者 平成28年度秋期 問1

8ビットのビット列の下位4ビットが変化しない操作はどれか。

ア  16進表記0Fのビット列との排他的論理和をとる。
イ  16進表記0Fのビット列との否定論理積をとる。
ウ  16進表記0Fのビット列との論理積をとる。
エ  16進表記0Fのビット列との論理和をとる。

解説

(頭の準備体操)

ビットを得る(ビットを取り出す):得たいビットと1との論理積(AND)をとる。

論理積:二つの入力がともに1のとき,出力が1


「10101010」で確認する。

下位4ビット「00001010」が得られるかを確認する。

10101010 ←元のビット
00001111
AND  00001010 ←下位4ビットを得る(下位4ビットが変化しない)


2進数「00001111」を16進数に基数変換すると「0F」

よって,ウである。

解答